井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

消防局・病院局質問です。

2005年09月26日 | 日記
2005年9月26日消防・病院局質問

○ (第一)私有地での危険地域の情報の共有化について質問します。遅れてやってきた梅雨が、7月初めに大雨を降らせました。この大雨のため各地で、土砂崩れなどの災害が起きました。八幡東区の末広町で、廃屋の崖地が崩れ、下にあった駐車場の車が埋まりましたが、幸いにも怪我人は出ませんでした。東区にはこうした危険な崖地が多数あり、廃屋などの崖地は常日頃、管理がされていないために大変危険です。こうした廃屋は放火や倒壊の危険が指摘されいますが、災害時の素早い対応のためにはそうした危険箇所の把握は必要です。現在、こうした廃屋や民地の崖地など、災害が起きそうな危険箇所は主に建設局や建築都市局、まちづくり整備課が日常的に把握をし、場合によっては指導しているとのことですが、消防局としても災害時に素早く対応できるためにも、私有地など危険と思われる場所の共有化が必要だと考えます。どのようにお考えでしょうか。
○ (第二)法律には規定されていなくても、安心・安全なまちづくりを標榜する本市において、土砂崩れなど現に被害がでている私有地の問題。危険なことさえ知らないとは問題があるんじゃないかと思います。たまたま市民に被害が無かったから良かったんですが、壊れた廃屋の下の駐車場に人がいたら危険でした。ぜひ、市民から苦情があったときは把握するとしていますが、所管が違っても私有地での危険箇所や、廃屋の場所などつかんでいる分だけでも、消防局としても把握する必要があると思います。
○ (第一)消火栓のあり方について質問します。消防車も入れないような狭い路地が入り組み、急傾斜地の多い八幡東区は迅速な消火活動を行うのに困難を極めます。火災を発見して、119番通報。基準では概ね4.5分に現場に到着。それから消火栓までホースをつなぎ、ポンプでくみ上げて、消化する。到着して実際に消火栓を開き放水できるまで、八幡東区では路地に長いホースを這わせないといけないので大変です。消防局では到着して、放水するまでの時間を概ね2分としています。この時間が長くなればなるほど、延焼が進み、救助が遅れます。適切な場所に消火栓があるかどうか。消防車が入ってこれる地点から、消火栓までの距離が長いと、場合によっては重いホースを抱えて100mを超える距離を走らなくてはならず、消防士は大変です。急傾斜地の狭い路地で消火活動に困難な地域は専用送水管の埋設や、消防士の消火活動が円滑に行われるように、消火栓の場所の確認。消火栓の箇所が適切かどうかなど、現在どのように検証し、見直しをされているか。お答えください。
○ (第二)平成15年の8月に、新聞でも紹介されたある火災事故が起きました。八幡東区特有の狭い路地の急傾斜地である、宮の町2丁目。ここで71歳の夫婦と92歳の母親の3人が焼死されました。この宮の町は高見出張所から車で行けば1,2分の所です。この場所は東鉄町の元市長公舎の所までしか消防車が入ってこれませんので、そこにある消火栓から取水しホースを伸ばしました。しかし、2つ目の消火栓から水が出るまでの間にかなりの時間がかかったと地元の人は言っています。まず隊員の方がホースを持って来たが、届かず、さらに取りに行く。ホースは重いので、消防車から取りに行くだけでも大変です。水が出るまでの時間を地元の人が計っていたそうですが、平成15年の3人が亡くなった火災の時で25分。つい1ヶ月ほど前に同じ町内で一人暮らしのお年寄り宅で火災が起きた時は、20分だったと言っていました。幸いこの一人暮らしの女性は近所の人に抱えられて無事でしたが、家の方は高見出張所のご近所でも全焼しました。これは朝日新聞ですが、ここに写っているのがそうです。この消火栓は3年ほど前に起きたぼやの時に、地元からの要請で新しく設置された消火栓とのことですが、この消火栓の能力がうまく発揮されていないようです。地元の人はこの新しい消火栓の側に、ホースの格納庫があったら、消防士も身軽に来れて、迅速に消火活動ができたのではないかと言われていました。このような、車が入れる道路からかなり離れた路地にある消火栓は八幡東区内にはかなりあると思います。20分や25分かかっていたととについて地元では今後の消火活動に心配の声が出されています。まず調査をし、対策の検討を求めます。またこれ以外にも、問題が指摘された場合、住民の意見を聞き、調査してほしと重います。そうした消化活動に困難を極める地域の把握と、困難だと判断されたら、早急に専用管とホース格納庫の設置、消火栓の新設を検討していもらいたいと思います。お答えください。
○ (第一)救急医療の充実を求めて質問します。本市の小児救急医療は昭和53年、八幡病院・救命救急センターの小児科部門としてはじまり、その後、市長の公約もあり、平成15年に小児救急センターとして現在にいたっています。保育園に通っているお母さんたちから話を聞くと、随分と八幡病院の救急でお世話になっています。先日、小児科医の市川先生からお話を伺いましたが、小児救急に当たられている先生方の熱意と過密勤務に支えられていることが分かりました。現在、八幡病院の小児救急は小さな子を持つ父母にとって、安心の要です。小児科の先生方のかなりの犠牲で成り立っている今の状況を改善するために、施設、マンパワー、体制など克服すべき課題は多いと考えます。今後、小児救急をより充実させるためにも、現場の医師が必要としていることしっかり掴むことが必要です。現在病院局として、現場の医師、看護師から要望や相談を受けていると思いますが、どのような要望が現場から上げられているか。今後、病院局として小児救急をより発展させていくために何が必要だと考えているか。小児救急を所管する保健福祉局に何を要望されるのか、お答えください。
○ (第二)3月に出された企業会計・特別会計経営改善委員会の答申はまったく現実を省みない答申だと思います。民間でも救急医療が充実したと言っていますが、小児救急は人手がかかる割に、診療報酬の点数が低く、不採算部門として小児科を閉鎖する病院が全国的に相次いでいます。民間でがんばって救急医療をやっている病院でも医師不足や、診療科目の少なさなど、なかなか困難です。日本小児科学会は24時間診療体制の充実や小児科医の勤務環境の改善を提案しています。八幡病院の小児救急の当直は救命救急センター小児科に1名、第二夜間休日急患センターに1名、病棟担当に1名の3名で毎日子どもたちの対応に当たり、4,5日おきに当直をされています。大変な激務です。ぜひ病院局としても小児救急や、本市が誇る救急医療をより充実させるために努力してほしい。お答えください。