白雲去来

蜷川正大の日々是口実

浅田次郎さんの本。

2024-10-10 14:22:10 | 日記

10月9日(水)雨。

いやはや寒い一日だった。何でも11月中旬の寒さだという。起きたのが遅かったので、昼食を自宅近くのガストへ。平日とあってか店内は、高齢者が多かった。ハンバーグに目玉焼き添えセットにから揚げ3個。午後は、事務所に行ってから自宅のPCで仕事。青森の社友が送ってくれたコーヒーが今日の寒さの中で美味しさが増す。

何の脈絡もないが、好きな作家の浅田次郎さんと私は同じ歳である。しかし浅田さんは11月生まれで、私は3月の早生まれなので同じ歳だが、学年は私の方が一つ上になる。随分前に読んだのが『蒼穹の昴』19世紀末、中国清朝末期の紫禁城を舞台にくり広げられる壮大な歴史絵巻である。この本を後輩に勧め、その後輩が感動したのか、自分の団体の名前を蒼穹社とした。何年か前に北京を訪れた折に故宮博物院・紫禁城を見学した際には、浅田さんの『蒼穹の昴』や『珍妃の井戸』の本のことを思い出し、良いガイドブックになった。現在読んでいるのが『アジフライの正しい食べ方』(小学館)。JALの機内誌「SKY WARD」に浅田さんが連載しているものをまとめた本だ。

その中に、モロッコはマラケシュのホテル「ラ・マモーニア」に泊まったことが書いてある。確か、同じ浅田さんの『つばさよつばさ』にも、そのホテルのエピソードがあったと記憶している。第二次世界大戦中に連合国の首脳に寄った行われた「カサブランカ会議」の帰りにチャーチルがルーズベルトに「君を世界一楽しい場所に連れて行ってあげよう」と「ラ・マモーニア」に誘ったそうだ。また、ヒッチコックの有名な『鳥』はこのホテルのカフェテラスで着想を得、『知りすぎていた男』の撮影にも使われたと書いてある。

その有名なホテルに野村先生のお供をして泊ったのは、平成5(1993)年の8月のことだった。当時は、そんな有名なホテルとも知らず、同行したカメラマンの「不肖・宮嶋」さんとバーで一杯やっただけだった。二泊したと言っても、ほとんど観光に出ていたので、ホテルでゆっくりしたという記憶がない。浅田さんの本を読んで、ヘェー。という感じがした。

 

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