オッペケペー節

１１月５日に行われた第９回全国アマチュアちんどん競演会in前橋のちんどんコンクールの結果を喫茶「小町」で教えて頂きました。最優秀賞は「館商工We（ラブ）ちんどん」（群馬）でした。頂いたリーフレットによれば前橋はチンドンコンクール発祥の地であることが記されています。

昭和２５年（1950年）チンドン屋大会、日本で初めて前橋で開催されました。次に東京の新橋でチンドンコンクールが行われ全国的にコンクールがブームになりました。
昭和３０年には富山でも第一回が開かれ現在まで継続されています。

富山大会の公式サイトによれば、現在でもプロのチンドン屋さんが活動を続けています。リンク集からあちこちのチンドン屋さんを巡りましたが、若手のアダチ宣伝社が目に留まりました。




演目の「オッペケペー節」を最後の演歌師桜井敏雄（1909～1996）で聞いてみましょう。




音声だけの「オッペケペー節」では以下のような歌詞のようです。

権利幸福きらいな人に
自由湯をば飲ましたい
オッペケペッポー　ペッポッポー
かたい上下　角とれて
マンテルズボンに人力車
粋な束髪ボンネット
貴女に紳士の　いでたちで
うわべの飾りは　よいけれど
政治の思想が欠乏だ
天地の真理が　わからない
心に自由の種をまけ
オッペケペー
オッペケペッポー　ペッポッポー
亭主の職業は知らないが
お頭は当世の束髪で
言葉は開化の漢語にて
晦日の断りイヌだいて
不似合いだおよしなさい
何にも知らずに知った顔
むやみに西洋を鼻にかけ
日本酒なんぞは飲まれない
ビールにブランデー　ベルモット
腹にも馴れない洋食を
やたらに食うのも負け惜しみ
内証でそっと　へどついて
まじめな顔してコーヒ飲む
おかしいネ　ホントだヨ　オッペケペ
オッペケペッポー　ペッポッポー
もひとつおまけだ　日本ポー

「言葉は開化の漢語にて」はアダチ宣伝社版の「言葉は開化の英語にて」の方が私には意味が通りますが、どうなのでしょう？また「天地の真理が　わからない」で、かつてのアイドル天地真理を思い出してしまいます。彼女はもう還暦なのですね。

川上音二郎や添田唖蝉坊はその場の状況に応じて自由に歌詞を作って大衆に訴えたので、私もちょっと遊んでみました。

♪疑似科学節♪

オッペケペー
オッペケペッポー　ペッポッポー
何が目的か知らないが
使うは当世のサイトやブログ
言葉はネットのため口だ
根拠も調べず引用し
見当外れだ　およしなさい
何にも知らずに知った顔
ポストモダニズムを鼻にかけ
数学なんぞはしたことない
フォトンベルトにアセンション
腹にも馴れない妄想を
やたらに使うもカルトゆえ
内証でそっと　舌を出し
まじめな顔してブログ書く
おかしいネ　ホントだヨ　オッペケペ
オッペケペッポー　ペッポッポー

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