271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

川の定点観測(8月)カワニナ

2011-08-11 05:01:53 | 博物
川の観察の範囲を少し広げ、改修工事が終わった区間の上流を歩いてみます。自然石をコンクリートで固めた落差工が数ヶ所設けられていて、水が落ち空気を巻き込んで溶存酸素を供給しています。これも浄化装置と言えるでしょう。

ここで目に留まったのがイネ科のジュズダマでした。この実に糸を通して数珠を作るのは子供遊びでしたが、花を見るのは初めてでした。イネ科の花は小さくて地味、でもこの花はちょっと変わっていて面白い。

川岸の草叢(くさむら)はオオブタクサを骨格として、これにクズ・カナムグラ・アレチウリが絡まってすごい事になっています。

もう少し歩くと、コンクリートの割れ目から湧き水を見つけました。回りが田んぼで地下水位が高いのでしょう。

水中にカワニナが2匹見えますが、光線の加減で上手く撮影出来ません。こちらならカワニナが見えるでしょう。

この川では昔はホタルが見られたのですが、餌のカワニナが洪水でフラッシュされて減少の一途を辿っていました。昨年のホタル目撃情報はたった1匹でした。でもここで、しつこく生き残っていて、少し嬉しくなりました。両岸はコンクリートで固められていますが、河床には土が溜まって草叢も出来ています。かろうじてホタルが育つ環境は保たれているようです。

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