![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/9a/1712b8915a877ea2537457c671529937.jpg)
一昨年の6月には「桑の実ジャム」、昨年は「ルバーブのジャム」の製造レポートを記事にしましたが、最もポピュラーなイチゴジャムには手を出しませんでした。理由は簡単で材料の調達難です。日本の果樹・果実栽培技術は芸術品のような美しいものを生み出しますが、それだけ価格も高くなります。ジャムにするのは小さいとか、受粉が不完全で形が崩れていても安く大量に手に入れたい。でもこんなB級品は市場には出てこないのです。生産者から直接購入する手段を探ることにします。
探索は簡単で「○○市」+「イチゴ」で検索し、近所に数軒の農家を発見しました。イチゴ生産農家は「いちご狩り」も営業しているのが普通です。土曜日にジャム用の材料を購入したのは以下の農家です。
この農家で分かったことは、イチゴ生産のピークは3月・4月で、6月初めには生産を終了することです。最後は「イチゴ採り放題」で締めるそうです。シーズンは終わりに近づいていますが、材料は手に入ります。予め電話しておけばkg単位で用意してくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/31/3bf47c4f69d0c76cc336de55916d3aa7.jpg)
土曜日に3パック購入したものです。1.8kgで900円なので、500円/kgです。これなら納得です。箱ではなく、苗のコンテナに入れてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/52/6cb01e935d539219017590604d556a3b.jpg)
自宅で計量していたら、袋・箱が大好きなエレニが早速やって来て座り心地を確かめています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/24/16209feceb870465290ab8414c3512e3.jpg)
包丁で果実のヘタを取る作業は「祖母」にお願いして、下拵えが終わったイチゴの質量を測定すると1.6kgでした。歩留まりは89%、見ての通り大きさはまちまちです。この結果からグラニュー糖は0.8kg必要だと判断出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/02/e7369adcc4196d384c880f846ad5b6dc.jpg)
後でクエン酸を加えるので鍋はステンレス製を使います。鍋の大きさから1kgと0.6kgの二回に分けて処理します。砂糖を入れて一晩置いてから加熱せよ、というレシピもありますが、その必要はありません。鍋にイチゴを入れてグラニュー糖を振りかけて直ぐに加熱しても焦げ付くことはありません。イチゴは水分が多い。それでペクチンを規定どおりに、果実300gに11gの割合で投入します。クエン酸を好みの量だけ振り入れて15分ほど加熱します。アクは取りません。奥村彪生(おくむら あやお)さんの言う「アクも味のうち」に共感してのことです。加熱時間が短く、煮詰めないので色は美しいけれど粘度は低く上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6d/7adb6262bd0b90299d66331ea87d20c1.jpg)
ジャムの加工中に隣で瓶を殺菌して、ジャムも瓶も熱々の状態で瓶に流し込み、きっちり蓋をして逆さまにして冷めるまで放置します。これで少なくとも1年は常温で保存出来ます。家にあった大小8個の瓶に収めることが出来ました。冷めたら製造年月日を記入したラベルを貼って完成です。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
探索は簡単で「○○市」+「イチゴ」で検索し、近所に数軒の農家を発見しました。イチゴ生産農家は「いちご狩り」も営業しているのが普通です。土曜日にジャム用の材料を購入したのは以下の農家です。
この農家で分かったことは、イチゴ生産のピークは3月・4月で、6月初めには生産を終了することです。最後は「イチゴ採り放題」で締めるそうです。シーズンは終わりに近づいていますが、材料は手に入ります。予め電話しておけばkg単位で用意してくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/31/3bf47c4f69d0c76cc336de55916d3aa7.jpg)
土曜日に3パック購入したものです。1.8kgで900円なので、500円/kgです。これなら納得です。箱ではなく、苗のコンテナに入れてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/52/6cb01e935d539219017590604d556a3b.jpg)
自宅で計量していたら、袋・箱が大好きなエレニが早速やって来て座り心地を確かめています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/24/16209feceb870465290ab8414c3512e3.jpg)
包丁で果実のヘタを取る作業は「祖母」にお願いして、下拵えが終わったイチゴの質量を測定すると1.6kgでした。歩留まりは89%、見ての通り大きさはまちまちです。この結果からグラニュー糖は0.8kg必要だと判断出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/02/e7369adcc4196d384c880f846ad5b6dc.jpg)
後でクエン酸を加えるので鍋はステンレス製を使います。鍋の大きさから1kgと0.6kgの二回に分けて処理します。砂糖を入れて一晩置いてから加熱せよ、というレシピもありますが、その必要はありません。鍋にイチゴを入れてグラニュー糖を振りかけて直ぐに加熱しても焦げ付くことはありません。イチゴは水分が多い。それでペクチンを規定どおりに、果実300gに11gの割合で投入します。クエン酸を好みの量だけ振り入れて15分ほど加熱します。アクは取りません。奥村彪生(おくむら あやお)さんの言う「アクも味のうち」に共感してのことです。加熱時間が短く、煮詰めないので色は美しいけれど粘度は低く上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6d/7adb6262bd0b90299d66331ea87d20c1.jpg)
ジャムの加工中に隣で瓶を殺菌して、ジャムも瓶も熱々の状態で瓶に流し込み、きっちり蓋をして逆さまにして冷めるまで放置します。これで少なくとも1年は常温で保存出来ます。家にあった大小8個の瓶に収めることが出来ました。冷めたら製造年月日を記入したラベルを貼って完成です。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
藤岡のスーパーなら…と思い、行ったら1パック198円で買えたのですが、茨城産のとちおとめでした(笑)
きちんと分量をはかれば家庭で作っても常温で保存できるのですね!
ねこ鍋ってご存知ですか?
土鍋を置いておいたらエレニちゃんは入るでしょうか?
ジャム仲間ですね。
>きちんと分量をはかれば家庭で作っても常温で保存できるのですね!
分量はややいい加減でも殺菌がきちんと出来ていれば保存できます。悪友のYさんはタケノコを水煮にして瓶詰めにしていました。見習うことにしましょう。
「ねこ鍋」ではありませんが「ねこのお汁」のレシピなら持っています。明日、記事にします。
ねこ鍋=鍋料理と思ったのは私だけでないと知って少し安心しました。YouTubeを見て知ったことですが、TVでも報道されて知られるようになったのですね。