週末にジャムを作って自ら楽しんだり、知り合いにお分けして来ました。この瓶詰めのジャムは誰がいつ頃開発したのか以前から気になっていました。私が入手した専門書『ジャム』(小清水正美、農文協、2004年初版)にその答えが載っています。 . . . 本文を読む
ファインマンさんの『物理学』は愛読書で、いずれはここで取り上げたいシリーズですが、読んで面白いのは『ご冗談でしょう、ファインマンさん』である事は衆目の一致するとことでしょう。岩波の現代文庫にも収められていますが、老眼ではきつい活字の大きさ、やはりB6版が嬉しい。 . . . 本文を読む
私がブログで本を紹介するときは、本をフラットベッドスキャナーに乗せて画像を取得します。その際、本の腰巻(帯)が残っている場合は外さずに撮影することにしています。本が発売された当初の姿を残したいからです。出版社の営業戦略をも写し取りたいのです。 . . . 本文を読む
久しぶりに「トンデモ本の世界シリーズ」の最新刊を購入しました。『トンデモ本の世界X』(と学会、楽工社)です。昔からこのシリーズは私の好みだったのですが、久しく読んでいませんでした。本書を手にとって、パラパラとめくったら、ディープなトンデモ本の他に私の知っている名前が並んでいたので購入することにしました。 . . . 本文を読む
昨年の暮に納戸の蔵書を整理した時に発見した55年前の新書です。古本屋に処分する中なら救い出しました。編者の平野威馬雄(ひらのいまお)が書いた『井上円了妖怪学講義』が見当たらないので、こちらは処分したようです。この『符牒・隠語六千語 芸者からスリまで』は発行年から亡父が購入したとも考えました。私には古本屋で買った記憶が無いからです。でも私が気まぐれで衝動買いしたのかも知れません。目次は以下です。
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同じ本を2冊持つことになるのは、最初買った本を良く読まずに、持っていることを忘れてまた買ってしまうこともあります。間抜けな場合です。年末に来て、納戸の蔵書を整理していたら出て来たのが山口昌哉さんの『食うものと食われるものの数学』(筑摩書房、1985年初版)2冊です。
ご丁寧に、同じ書店(神田の明倫館)で購入しています。一冊には2005年2月23日に購入したことを鉛筆で記入してありました。本の腰巻 . . . 本文を読む
『ナッちゃん』の連載が終了してからマンガ週刊誌を購入することはなくなりましたが、フォローしているマンガの新刊だけは読むようにしています。以前、アマゾンで『とろける鉄工所』を注文してから新刊が出る度にお知らせを頂けます。コミックは近くの書店で買った方が早いので、昨日購入しました。
このマンガの主人公は「北さん」のようですが、一番あくが強くて目立つのは「小島さん」でしょう。娘のさと子さんに携帯メール . . . 本文を読む
岩波文庫が3冊写っています。左から『新科学対話 上』(1937年初版、1973年22刷)、『新科学対話 下』(1947年初版、1973年15刷)、『新科学対話 下』(1947年初版、2007年21刷)です。最初の2冊は私が学生の頃に購入したのですが、さらに下巻を購入した理由は何度も読み返したので解体寸前になっているからです。
薄い和紙で補修すればまだまだ使えそうですが、予備があった方が安心出来ま . . . 本文を読む
題名では2冊となっていますが、本が3冊写っています。左の2冊が百科全書図版集の英訳で右が平凡社から発行された『フランス百科全書絵引』です。世界史の授業で習ったフランスの百科全書派の人々が刊行した『百科全書、あるいは科学・芸術・技術の理論的辞典』L'Encyclopedie, ou Dictionnaire raisonne des sciences, des arts et des metiers . . . 本文を読む
ブログを始めた2007年3月に、読書ネタで「同じ本を2冊持っている」シリーズを始めて、いくつか書きました。5回は書いたのですが、「同じ本を2冊持っている」のはこれだけではありません。ブログの原点に帰るという意義もあるので(その6)を書くことにします。
『折り紙の数理と科学』はOrugami3のパート1とパート2を川崎敏和さん(佐世保高専助教授、当時)が邦訳し、森北出版から刊行されました。2冊とも . . . 本文を読む
先日の記事の最後に『ファインマンさん、力学を語る』を引用して「初等的」ということについて書きました。この本を読んだのはかなり昔のことだったのですが、とても印象に残っていました。しかし記憶と言うのはあいまいなもので正確ではありません。久しぶりに同書を取り出して確認すると以下のように記されています。
「初等的」ということは、それを理解するために要求される予備知識が非常に少しでよいことを意味している。 . . . 本文を読む
著者の郷原信郎さんは危険学プロジェクトの全体集会でお見かけしたことがありますが、まだ会話をする機会を得たことはありません。このプロジェクトに集まって来るのは技術者や工学者が大部分なので弁護士はちょっと目立つ存在です。
一般の市民が弁護士さんのご厄介になるのは希で、それも本人にとって好ましくない出来事に遭遇した時です。弁護士を開業している私の同級生に相談したのは、知り合いの離婚調停や自己破産の案件で . . . 本文を読む
日曜日の午前中、我が家を設計した建築家のMさん宅にお伺いしました。前日作ったジャムを届けて、その足でスーパーに買い物に行こうと思った。でも「コーヒーでも」ということになり、Mさんご夫妻と話が弾みました。話のきっかけは何だったか忘れましたが、煥乎堂の旧店舗と白井晟一の話題になりました。
ブロンズの看板にラテン語で"QVOD PETIS HIC EST MCMLIV LIBRARIVS KANKODO . . . 本文を読む
土鍋でくつろぐ猫を「猫なべ」と言うことを知らず、猫のレシピを思い出してしまいました。猫肉を食べる文化が沖縄特有であるような誤解を与えたかも知れません。しかしこれは沖縄に限らないようです。夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭に猫を食べる話が出て来ます。
「吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事 . . . 本文を読む
金曜日の晩に雪が降り、朝には少し積もったので雪景色を撮影したら、鍋の中の雪景色を思い出して、ついでにカメラに収めました。苺は土曜日の夜に処理して300mlの瓶にして4個出来上がりました。煮上がる寸前にクエン酸を振り入れて味を調整、満足できる仕上がりです。しかし粘度は低いようで、次回は少しペクチンを加えたいと思いました。
日曜日の天気は良かったのですが、9時頃までうつらうつらしていたので行動開始が . . . 本文を読む