知らなかった。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76554770T00C14A9000000/から一部
「保管に不織布カバー」はNG 光ディスクの基礎知識
寿命はディスクの保管方法で決まる
光ディスクは長持ちするのが特徴で、数十年は持つといわれる。しかし、それは保存状態が良い場合のこと。せっかく保存したデータを消滅させないためには保管方法も重要だ(図10)
まず、レーベル面に文字を記入する場合は、ペン先の柔らかいフェルトペンを使う。データの記録層が傷付くことがあるので、ボールペンのようにペン先が鋭いものを使ってはいけない。
ディスクは、購入したときに入っているプラスチックケースに入れ、立てた状態で冷暗所に保管するのがよい。
スピンドルケース入りの製品はどうするか。実は、スピンドルケースに入れたままでも悪くはない。というのは、多くの製品では、ディスク内周部が少し厚くなっていて、重ねるとディスク間に隙間ができる構造になっているからだ。ただし、ディスクを横に向けて保存することになるので、ディスクの反りという面ではやや心配がある。
避けたいのは、ディスクに直射日光を当てたり、高温多湿の環境で保管すること。また、BDを不織布カバーに入れて保管するのもよくない。BDは記録層のカバー層が薄く、不織布の凹凸が転写する危険があるからだ。CDやDVDも、不織布カバーでの保管は避けるのが無難だ。
http://www.lifehacker.jp/2015/03/150318husyoku.html
タブロイドより転載:最近あんまり見かけなくなったと思ったら...。
ブルーレイディスクを不織布ケースに入れて保存すると、ディスクの寿命が大幅に縮まってしまうかもしれません。日本経済新聞が報じていました。
不織布というのは、↓こういう、なんか布っぽいやつです。
正確には、「繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの」(Wikipediaより引用)とのこと。文字通り、織ってない繊維ですね。
場所をとらずに収納できるため、不織布ケースに大量のブルーレイを入れている方もいるはず。しかし、その状態のまま保存していると、あっという間に再生ができなくなってしまうかもしれません。
再生できなくなる原因
不織布がブルーレイを再生できなくしてしまう原因は、模様がディスクにうつってしまうため。表面のカバー層がとても薄いブルーレイにおいて、模様がつくことは致命傷となってしまうようです。
カバー層やブルーレイの仕組みについては、以下のサイトがわかりやすいと思います。
一度表面についた不織布の模様は、ふいてもまず取れません。最悪、「再生不能」になってしまうわけです。
また、CDやDVDも、不織布ケースでの保存は避けたほうが良いとのこと。ブルーレイに比べればマシですが、やはり模様がつくことで寿命を縮める原因となります。
そういえば昔はよく不織布ケースを見かけましたが、最近はあまり見かけなくなったと思っていました。これが原因だったのですね。
プラスチックケースを使おう
対策としては、プラスチックのケースや、スピンドルケースを使うことが提案されていました。スピンドルケースとは、↓こういうやつです。
スピンドルケースであれば、あまりかさばりませんので、ブルーレイの保存用に検討してみてはいかがでしょうか。ただし、一番いいのは、プラスチックケースに1枚ずつ保存することだそうです。
その他、直射日光や高温多湿も、ディスクの寿命を縮めます。涼しいところで保管しておきましょう。
保存に便利だと思われていた不織布ケースに、こんな落とし穴があるとは思いませんでした。ブルーレイを不織布に入れている皆さん、保存方法を改めたほうが良さそうですよ。