伊勢神宮は、お願いをしてはいけないと訊いていましたが、外宮は、高台にある多賀宮(たかのみや)で、内宮は、荒祭宮(天照大神の荒御魂が祀られている)で、お願いごとをするそうです。知らないで帰る人が多いのではないでしょうか。
よく分かるように書いておいてもらえるといいのですが、広いところで、そんなのはありませんし、覚えておくといいですね。
http://japan.techinsight.jp/2014/12/tamuraatusi-yasirotours-20141207.html
【エンタがビタミン♪】田村淳が伊勢神宮と出雲大社を案内。『やしろツアーズ』が「めっちゃおもろい!」
2014年12月10日 15:0
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が女性芸能人と伊勢神宮、出雲大社を巡る番組『やしろツアーズ』に大きな反響があった。パワースポットが流行る中で一度は行ってみたいと思う人も多い二大神社だけに、視聴者の関心も高かったようだ。ツイッターでは「めっちゃおもろい!」、「正しい参拝の仕方を勉強できて助かった」とつぶやかれている。
お城好き芸能人として知られる田村淳はこれまで東海テレビが制作する『おしろツアーズ』で各地の名城を案内してきたが、実は神社にも詳しい。12月7日にフジテレビ系で放送された『正しくお参り!バッチリ開運!やしろツアーズ』では伊勢神宮と出雲大社を榊原郁恵、高橋真麻、久保田磨希、かたせ梨乃、筒井真理子、遼河はるひら女性陣と巡りながら解説してみせた。
伊勢神宮では「全国8万ある神社の頂点だから、正式名称は“神宮”とだけ呼ぶ」、「外宮(げくう)から内宮(ないくう)へと参拝するのが習わしで、尊い方を後に参拝する」といった知識を披露。外宮は正式名称を“豊受大神宮”と呼び、豊受大神(とようけのおおみかみ)が、内宮には天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られている。田村淳は天照大神が「神様のトップ中のトップ」だと敬意を表していた。
伊勢神宮の参拝で気をつけたいのは、正宮では「神様へ感謝の気持ちを伝える場所なので、お願い事はしない」ことだ。「超VIPの神様に我々ごときがお願いをするなんて畏れ多い」と淳は言う。彼は「ただ、住所はいつも伝えている。それが良いかどうかは分からないが、これだけ多くの人が参拝する場所だから、自分がどこからやって来た人間なのかをちゃんと伝えようと思っている」と持論を語る。
お願い事をするのは、階段を上った高台にある多賀宮(たかのみや)で、豊受大神の荒御魂(あらみたま)が祀られている。荒御魂は向上心や挑戦の気持ちを後押ししてくれるのでお願い事はここでする。淳は「背中をドーンと押してくれるような」とその力をイメージしていた。
次に天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られている内宮を参拝するが、やはり正宮ではお願い事をせずに日々の感謝を伝える。お願い事は荒祭宮(天照大神の荒御魂が祀られている)ですることとなる。
伊勢神宮は一般の神社と同じく参拝する時には2拝、2拍手、1拝(2礼、2拍手、1礼)を行う。手を鳴らすのは神様に「私、やってまいりました」という意思表示のためだ。淳から「気づいてもらうように音を出すこと、左右の手をずらして打つと大きめな音が出る」とアドバイスがあった。
出雲大社の正式名称は「いづもおおやしろ」と読み、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られている。淳によると「縁結びの本家本元」とのことで、出雲組となった独身女性の高橋真麻、かたせ梨乃、筒井真理子、遼河はるひは俄然ハッスルしていた。
出雲大社では、拝殿の前に祓社(はらいのやしろ)を参拝して罪や汚れを清める。出雲大社は他の神社と参拝方法が違い、2礼、4拍手、1礼となる。
拝殿(ご祈祷が行われる場所)には長さ6.5m、重さ1.5トンの大きな注連縄がある。神様がいる御本殿の玄関、八足門(やつあしもん)が開くのはお正月の三が日だけ。普段は門の外から御本殿に祀られる大国主大神をお参りする。「2礼、4拍手、1礼で参拝して日々の感謝をして願いを伝える」と解説があり、ここではお願い事も一緒にして良いらしい。
旧暦で10月は神無月(かんなづき)だが、出雲大社に全国の神々がやって来るために、出雲地方では「神在月」(かみありづき)という。その神々がお泊りになるのが十九社だ。神在祭の時には十九の扉が開かれる。淳は「十九社を見ないで帰っちゃう人が多い」と残念そうだった。
さらに見落としがちなのが御本殿の西側にある御神座の正面の場所“御神座 正面参拝所”(ごしんざしょうめんさんぱいじょ)だ。大国主大神は御本殿の中で“西向き”に鎮座しているので、こちらからだと正面から参拝できる形となる。
「僕は、ここで参拝する方が気持ちが通るのではないかと思う。みんなは、実は横向きにお願い事を言っている。正面だけでなく、ぐるっと一周すると出雲大社が何倍も楽しめる」と淳。女性陣は正面から参拝して「気合入りましたー」「スゴイ、スゴイ」と盛り上がった。
ちなみに、一般的な神社で通用する参拝の作法が手水舎での手水の手順だ。柄杓にできるだけいっぱい水を汲み、一杯分の水を使うようにする。1.左手に注いで洗う、2.右手を洗う、3.左手に水をためて口に含みすすいで吐き出す、4.左手を洗う、5.柄杓を立てて自分が触れた柄の部分に水をたらして洗う、6.柄杓を伏せるようにして戻す。汚れた手を清めて、口の中も、心の中の汚れを取る意味ですすぐ。
また、鳥居の正しいくぐり方は、鳥居の前で気持ちを込めて一礼し、端を通ってくぐる。真ん中は神様が通る道なので通らない。出雲大社以外の神社では2礼、2拍手、1礼で参拝する。
こうした作法や神社の建物の意味など、ややもすれば退屈になりそうな内容を田村淳流に解説するので楽しんで覚えられる。そのため、ツイッターでも「やしろツアーズおもしろかった! 出雲大社に初詣の予定だったので予習バッチリです」、「今後参拝がうまくできます!」といった感想が多い。「神社のこと知らなさすぎる自分」という人もいれば、「知ってることばっかなんだけど魅入っちゃうな」といったケースもあり、誰もが楽しめたようだ。