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奇跡の腸内物質「スペルミジン」で長生き、そして認知症も防げる

2017-09-28 | 医療、健康

スペルミジンを含む食品 は、

大豆、きのこ、納豆、チーズ、ヨーグルト、醤油、味噌、鶏肉 です。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170928-00052895-gendaibiz-bus_all 一部略

「実験の結果を見た時、研究チームのメンバーたちは歓声を上げ、手を叩き合って喜びました。なんといっても、生物に宿命づけられた『老化』を遅らせるための有力な手掛かりが見つかったのですから」

 同大学のチームが示した結果は衝撃的だった。鍵となったのは、「スペルミジン」という物質だ。

 詳細については後述するが、結論を先に言えば、実験用のマウスにこのスペルミジンを投与することによって、なんと約25%も寿命が延びることがわかったのである。

 「にわかには信じがたいかもしれませんが、これは、人間に換算すると、80歳まで生きていた人の寿命が、100歳に延びるということです。現段階の我々の研究では、マウスに限った話ですが、人間にも効果がある可能性は高い。

 いま、アメリカ国立老化研究所は、老化防止のために摂取カロリーを減らすことなどいくつかの重要な項目を挙げていますが、スペルミジンの摂取は、それに匹敵する要素となることも考えられます」(リュウ博士)

 身近な食品にも含まれるこのスペルミジンという物質は、細胞や血管などに影響を与え、老化を防ぐ力を秘めているとして、いま注目を集めている。それだけではない。さらに、認知症を防ぐ効果があるとも考えられている。

 「健康長寿」の切り札とも言えるこの物質の存在は、少なくとも20世紀はじめ頃から確認されていた。精液を構成する物質として知られ、その名称も精液=spermaに由来している。

 だが、近年になって、健康長寿効果を示す研究が次々と発表されてきた。いったい、どんな物質なのか。

 日本にも、スペルミジンの研究を進めている人物がいる。乳製品メーカー「協同乳業」の研究所に所属する松本光晴氏である。本誌は、松本氏が研究を行う、東京都西多摩郡にある研究所へ向かった。

 ーースペルミジンは、どんな物質なのですか? 
 「少しややこしいのですが、スペルミジンは、『スペルミン』や『プトレッシン』などとともに、『ポリアミン』と呼ばれる物質のひとつとして知られています。これらポリアミンは、すべての生物の細胞の中に存在している。

 細胞分裂を助け、細胞の状態を正常に保つ働きを持つ重要な物質です。

 このポリアミン、もちろん人間の細胞にも、生まれた時から存在し、その後も細胞内でつくられているのですが、年を取るにつれて、その量が減っていくことがわかっています。

 だから我々は、ポリアミンを合成する(つくる)能力が衰えることが、老化のスタートなのではないかと考えているのです。一方で、ポリアミンを多く含む食品を食べたり、腸内細菌にポリアミンをつくらせたりすることで、補充することもできます。

 スペルミジンは、ポリアミンの中でも特に研究が進んでいます。近年、世界中で多く長寿化に関する研究成果が出てきており、注目が集まっているのです」

 つまり、スペルミジン(ポリアミン)が減ると老化が進む、増えると老化が緩やかになるということ。人間の老化の根本には、スペルミジンが関わっているのである。

 健康長寿で知られる人物の腸内を調べると、スペルミジンがたくさん見つかるケースが少なくない。

細胞がきれいになる

 松本氏は、今年8月に放映された健康番組で、「きんは100歳、ぎんも100歳」で知られた、ぎんさんの五女・蟹江美根代さんの便を調べる機会があった。

 「蟹江さんは現在93歳ですが、いまも自転車に乗って買い物に出かける非常に元気な方です。この方の便中に含まれるスペルミジンは、平均のおよそ2倍もあったのです。驚きました」(松本氏)


 白澤抗加齢医学研究所所長で医学博士の白澤卓二氏が解説する。

 「オートファジーとは、シンプルに言うと、細胞の中の古くなった『ゴミ』を処理する働きのこと。これによって、細胞の中はきれいになり、細胞自体の寿命が延びると考えられています。

 スペルミジンには、そのオートファジーを活性化する効果があるのです。

 脳の神経細胞は、記憶や学習といった機能をつかさどっていますが、ここにゴミがたまれば、その機能は損なわれていきます。

 逆に言えば、オートファジーによって脳の神経細胞をきれいにしておけば、認知症の予防になるということ。スペルミジンはオートファジーを促進することで認知症を予防しているのです」

 記憶力、学習能力の維持に効果があるという実証研究の結果も出ている

 


 スペルミジンが人間の老化を防止するのに有する機能は、これだけではない。スペルミジンは、オートファジーとは別のメカニズムで、多くの人を悩ませる動脈硬化を防ぐ。鍵になるのは、スペルミジンの「炎症を抑える」働きだ。

 動脈硬化は、血管の内側の傷ついた部分に白血球などがくっついて炎症を起こし、血管が硬くなったり狭くなったりする現象だ。血管が狭くなることで血圧は高くなり、ひどい場合には脳梗塞や心筋梗塞にもつながる。

がん予防効果も

 松本氏が言う。

 「高齢になると、それまでは弱い程度で終わっていたはずの炎症が、慢性的なもの(慢性炎症)になってしまいます。それが動脈硬化をはじめとする『老年病』を悪化させてしまうのです。

 スペルミジンなどのポリアミンは、この慢性炎症を抑制する働きを持っています。つまり、体内でポリアミンがつくりにくくなった後でも、食事からポリアミンを摂取することなどによって、動脈硬化を予防できると考えられるのです」

 昨年、パリ第5大学医学部のグイード・クローマー教授らが発表した研究結果によれば、イタリアのブルーニコという地域で約800人を対象に、どんな食品をよく食べているかを調査したところ、スペルミジンの摂取量が多いほど、心不全などの心血管系の疾患のリスクが低いという関連性が明らかになったという。

 特に男性でその傾向は顕著だった。

 心臓、血管が丈夫であることは、高齢者にとって極めて重要なことだ。

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