幸せの深呼吸

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病気リスクが高い体形・長生きする体形

2018-03-18 | 医療、健康

http://president.jp/articles/-/21521?cx_referrertype=yahoo&yhref=20180316-00024657-president-life

高身長の人ほど「大腸がん」になりやすい

性格とは無関係である一方で、がんが体形と関係することはわかっている。世界がん研究基金の報告書によると、「身長の高さ」によって、大腸がん、閉経後の乳がんはリスクが「確実」に高くなり、膵臓がん、閉経前の乳がん、卵巣がんはハイリスクの「可能性が高い」と分析されている。

高身長とがんの影響では、現在、成長ホルモンの働きに注目が集まっている。成長ホルモンには発達を促進するだけでなく、細胞の「アポトーシス」を阻害する働きもある。アポトーシスとは「細胞が自ら消滅する」ことを意味する言葉で、がん細胞の始まりとなる細胞の多くはアポトーシスされるので、人はがんにならない(それを逃れたら、がん細胞となっていく)。成長ホルモンが多く分泌される人は、アポトーシスが阻害されるため、がん細胞が増殖しやすい、と考えられている。略

長生きするのは「ちょいデブ」

国立がん研究センターが35万人以上のデータを定量評価したところ、男性の死亡リスクではBMIが25~27のカテゴリーで最低だった。BMIとは肥満度を表す体格指数で、「体重(kg)÷身長(メートル)の2乗」で計算する。日本肥満学会では「22」を標準としており、25以上を「肥満」と定義している。この研究結果によれば、男女ともに死亡リスクが有意に高くなったのは、「肥満」よりも「やせ」で、全体の傾向としては「逆J型」だった。

BMIが「22」の標準体重とは、身長170センチなら約64kgという計算になる。死亡リスクが最も低い「25~27」では、同じ170センチで体重が72~79kgであるから、標準よりも10kg以上も太った「ちょいデブ」のほうが、長生きという観点では望ましいといえる。

多くの日本人が「ダイエット」に励んでいるようだが、健康のことを考えれば、「太りすぎ」と同様に「やせすぎ」にも注意が必要だ。

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