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デルタ株は弱毒化している? 医師は「普通の風邪のような症状」…死者、重症者は減少

2021-07-31 | 医療、健康

デルタ株は弱毒化している? 医師は「普通の風邪のような症状」…死者、重症者は減少(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

「英国の状況を見ると、デルタ株はむしろ弱毒化しているのではないかと思う」

 と、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授は言う。一つは、

「味覚障害や嗅覚障害という症状が減り、普通の風邪のような症状が増えているといいます」

 事実、現地の研究者たちの調査でも、最も多い症状は頭痛で、のどの痛み、鼻水、発熱がそれに続き、咳は5番目。一方、嗅覚障害はトップテンにも入らないという。宮沢氏が続ける。

「英保健省は、デルタ株はアルファ株(英国株)より症状が出やすく、入院リスクも高いといいつつ、“現段階では”という留保をつけている。現在、アルファ株に対して免疫がある人は多い反面、デルタ株に対する免疫はまだないので、現時点では、感染すれば重症化しやすいという意味だと思います。アルファ株の流行時と現在をくらべてください。英国の新規感染者数は、7月15日に4万7891人で、最新の入院患者数は、7月14日時点で3231人。同じくらい感染者がいた日を過去に探すと、昨年12月29日は5万3135人で、そのときの入院患者数は2万2544人。単純計算で、現在はその7分の1以下で、普通に解釈すると、アルファ株のほうが強かったのだと思います」

 ワクチン効果もあってのことだが、英保健省も「感染率の上昇が入院や死亡の増加につながっていないのが心強い」と記している。

 東京大学名誉教授で食の安全・安心財団理事長の唐木英明氏は、

「現在、世界各国でデルタ株の感染者は増えています。感染力が強いのはたしかで、6月29日に開かれた厚労省の会議では、国内感染力は従来のウイルスの1・95倍という推定結果が公表されました」

 と言いつつ、指摘する。

「しかし、生物学的な観点からいえば、2倍程度の感染力の変異は、それほど珍しくなく、これまでの感染症対策の延長線上で、十分に対応可能な範囲。ワクチンが普及しつつあることを考えれば、恐れすぎる必要はないです。またデータを見ると、65歳以上の感染者数が明らかに抑えられています。ワクチン接種率が低い50代以下で感染者が増えても、重症化したり死に至ったりする高齢者を守る体制が整い、効果が出始めている。その証拠に、東京都の新規感染者数は1日千人を超えても、死者数や重症者数は減少傾向にあります」

 続いて視線は英国に向き、

「1日の新規感染者数が5万人を超えても、ワクチンのおかげで死者があまり増えないので、今月19日にコロナ関連の規制を撤廃。ジョンソン首相は感染者数を減らす方針から、死者数を減らす方針に大転換し、国民も支持しています」

 片や日本は、感染者数に一喜一憂し続けているが、

「日本にも、英国のような一大政策転換が求められる時期が迫っていると思う」


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