幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

感染症が急激に悪化…!? 愛煙家に多い「COPD」とはどんな病気か

2020-05-11 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200510-00072182-gendaibiz-hlth 略

風邪のような症状から急激に悪化~Aさんの例~

 以前から咳が出たり、痰が絡んだりしていたAさん。最近は、平らな道を歩くだけでも、息切れするようにもなってきました。

 ある日、風邪のような症状が出たと思ったら、ほんの数日で呼吸困難になり、救急車で搬送される事態になってしまいました。

 検査の結果、「COPDの増悪」という診断。入院してさらに精密な検査をした結果、自分が重症のCOPDで、相当危険な状態になっていたことを知りました。

 実はAさん、だいぶ前に会社の健康診断で、COPDの疑いがある、と指摘され、精密検査を勧められていたのですが、ピンとこないために放置していたのでした。まさか、風邪ごときで、こんなことになるなんて。Aさんは、放置していたことを後悔しました。

 風邪が命取りになりかねない、Aさんが患っているCOPDとはどんな病気なのでしょうか? 

肺や気管支で炎症が続き呼吸しづらくなる病気

 COPDは、慢性閉塞性肺疾患といい、新鮮な酸素を取り入れ、不要な二酸化炭素を体外に排出する呼吸器のうち、その主役となる肺や気管支に炎症が起こり持続し、やがて肺が壊れていく病気です。

 主に、酸素と二酸化炭素の交換場所である肺胞に炎症が起こるタイプと、酸素や二酸化炭素の通り道となる気管支に炎症が起こるタイプの2種類が知られています。

 肺胞の炎症が続くと肺全体が萎んだように潰れたり、気管支の壁が厚く(肥厚)なって内腔が狭まったりして、呼吸がしづらくなります。

 呼吸は、人間の活動に欠かせないものです。呼吸機能の悪化は、命取りになりかねません。こうした炎症は、繰り返す有害物質による刺激で引き起こされますが、日常的な刺激になる喫煙がもっとも多い原因と言われています。

もっとも多い原因は"喫煙"。そして多くの人が放置中!?

 COPDの患者さんの9割近くが喫煙者で、別名「たばこ病」とも言われています。また、肺の発育不全などで呼吸機能がもともと弱い人もいますが、最近では肺の発育不全も、受動喫煙などの生育期の環境が関係しているのではないか、と考えられています。

 このCOPD、あまり耳にしない病気ですが、症状の進み方が非常にゆっくりで、初期には自覚症状がほとんど無いことから、気づかれにくい病気で、潜在的な患者さんが非常に多いと考えられています。

 COPDは、30代、40代と長い時間をかけて進行し、60代以降に発現するケースが多く見られます。冒頭であげた、風邪の急激な悪化などによって判明するケースも少なくありません。

ウイルスや細菌の呼吸器感染のたびに命の危険が!

 健康な人なら数日で回復するような風邪でも重症化して入院が必要になったり、回復に時間がかかったり、ときには命にもかかわる事態も招くこともあるCOPD。急激に悪化することを「増悪」と言いますが、COPDが怖いのは、この増悪がしばしば見られるためです。

 増悪のきっかけとなるのは多くが、風邪やインフルエンザ、気管支炎、肺炎などの呼吸器の感染症です。増悪は、風邪ならば、症状が出はじめてわずか数日、場合によっては数時間で急激に悪化します。焼肉の煙が引き金になったという例さえあります。

 増悪によって悪化した症状は回復に時間がかかり、回復途中で再び悪化することもあります。増悪を繰り返すと、肺の機能自体や体力が低下して、COPDが進行して重症化してしまいます。

早く気づくには? 増悪のサイン

早ければ数時間で容体が悪化するCOPDの増悪。症状の変化を見逃さないことが大切です。症状の変化に気付いたら、様子を見ようとなどと思わずに、すぐに受診する必要があります。増悪にも軽症・中等症や重症があり、それぞれのサインを覚えておきましょう。増悪のサイン
 軽症・中等症サインの例

・【痰】
 量が増えた、黄色や緑色になった

・【咳】
 回数・頻度の増加、止まらない、咳き込み方がひどい

・【息切れ】
 いつもより強い、回数・頻度の増加、治まるまでの時間がかかる

・【発熱】
 日常の体温より1度以上高い(あるいは37.5度以上の熱がある)

・【呼吸音】
 ヒューヒュー、ゼーゼーという音がする(いつもより強い)
 特に息切れに注意が必要。上記症状が上記症状がひとつでも見られたら、医療機関を受診する

 重症サインの例

・【呼吸】
 安静時にも息切れ、楽な姿勢でも息苦しい

・【胸の痛み】
 痛み以外にも、違和感や不快感などの場合も

・【不眠・頭痛】
 呼吸機能低下の可能性。呼吸不全に陥る危険がある*

・【だるさ・眠気など】
 少し動いただけでも出すさや倦怠感など。抑うつや錯乱などの場合も**
 重症の場合は、かかりつけに相談のうえ、至急専門病院を受診する。不眠やだるさは、二酸化炭素の排出がうまくいかなくなったり(*の場合など)、酸素の不足が起こったり(**の場合など)して生じる

 増悪のサインに気づいたら、速やかに医療機関を受診するようにします。

 すでにCOPDの治療を受けている人は、増悪時の対処法を医師から指示されている場合もあると思います。その場合は、医師の指示を守ってください。

徹底した感染症対策で増悪を防ぐ。緊急の場合は?

 呼吸器の感染症で起こるCOPDの増悪の予防には、徹底的な感染症対策が基本です。昨今の時節柄、感染症対策はしばしば耳にしますが、改めてここで振り返っておきましょう。

増悪を防ぐには感染症対策で

・手洗い・うがい
 外出先からの帰宅後は、石鹸を使って丁寧に手洗い。うがいは、ブクブクとガラガラ両方を

・予防接種
 流行前のインフルエンザワクチンの他に肺炎球菌ワクチンの接種も

・気温の変化
 夏の炎天下での外出を控えたり、冬の寒さ対策。室内での空調管理も大切

・ほかにも… 処方された吸入薬の使用、運動や食事などの基本的な健康維持など
 とくにCOPDの症状が重い人は、あらかじめ増悪時の行動計画(アクション・プラン)を作っておくのがよい方法です。いつ、どんな時に何をするかを明確にしておきます。

 主治医と相談して、どんな時にどう対処するか、受診のタイミングや受診先(かかりつけ医を受診するか、専門医療機関を受診するか、など)、救急時の行動をあらかじめ相談しておきましょう。

 ※本記事での医療機関への受診は、一般的な状況下を想定しています。状況により、受診に際しては医療機関と相談し、すでに治療中の方はあらかじめかかりつけ医と相談しておくことをお勧めします。

コメントから

新型コロナに関しては
各国の新型コロナの感染確認人数や死者感染確認数を比較すると
・脂肪摂取過多の傾向と正の比例関係にある
肥満者が多い地区では死亡者が多い
心臓疾患が高熱でウィルスを殺そうとする自己免疫機能に心臓が追いつかないのではないだろうか(イランやNYの黒人、ロシアなど)
また糖尿病を引き起こしたり血管障害による高血圧や脳血栓などで重篤になるかケースが多い
・またアルコール摂取量と正の比例関係にあるように見える
免疫の中枢のひとつである肝臓に疾患があると免疫系等が作れなくなるからであろう(ラテン国、ロシア)
アルコール摂取も糖尿病を引き起こし重篤になるかケースが多い
・喫煙率と関係が無い事が判っている(ナショナルジオ)
また喫煙と肝臓障害にも関連性はない
何故喫煙率と関係性がないのか専門家は説明する必要がある
・女性ホルモンではなく男性ホルモンが免疫力の低下と関連性がある

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エボラと闘った米医師が訴え... | トップ | 【新型コロナウイルス】感染... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。