http://simplenikuraso.tea-nifty.com/recipe/2006/06/post_661d.htmlから
びわの種の食べ方2種
びわは私の大好物。これといった香りもなくてぼやんとうす甘いだけだし、真ん中に大きな種があって食べるところは少ないし。でもなぜか心惹かれる果物です。ごく短い期間しか出まわらないのがまたいいのです。
民間療法に使われるくらい薬効の強い植物で、特に葉はお茶にしたり湿布やお灸にしたりしますね。葉っぱを取りたいなと思って種を植えてみたこともありますが、どうもうまく育ってくれません。なのでいつもは、種を焼酎につけてお酒にして楽しんでいます。
今年は、他の利用方法もないかなとちょっと探してみたのです。そこで、煎って皮を剥いてそのまま食べるというものを見付けまして、早速試してみたところ、これがなかなかいけるんですよ。
びわ種には、実や葉を上回る強い薬効があるそうで、食べ過ぎは良くないようです。なので私はせいぜい1日2個くらいまでにしています、てゆーか勿体無くてちびちび食べています。いずれにしても、自己責任でお願いいたします。
実からは想像できませんが、びわの種は杏仁豆腐に良く似たすがすがしい芳香を持っています。煎って食べればほくほくとした食感と共にそれが口一杯に広がり、お酒に漬ければそのいい香りを少しずつ1年中楽しむことができます。どちらもおすすめです。
びわを食べたら、まず種を流水で洗い、きれいな紙に広げて1日くらい乾かします。ここまでは同じです。
【びわ種酒の作り方】
1)乾いたびわ種を、キッチンバサミで切る。半分に切れば勝手にもう半分に割れるので、そのくらいの大きさで。そんなに硬くないので簡単に切れると思います。
2)密封できる広口ビンにびわ種を入れ、35度のホワイトリカーを注ぐ。私は入れませんが、好みで氷砂糖を入れても。
3)適当に時間を置いたら、漉して飲む。目安は半年から2~3年まで。ほんのり甘く、とにかく香りが絶品です。水やソーダで割ったり、カクテルにしたり、お菓子などに使ったり、お好みで。
【びわ種の煎り豆の作り方】
1)乾いたびわ種を、空焚きできるフライパンか厚手の鍋に入れ、乾煎りする。時々ゆすりながら少し皮が焦げるまで煎る。煎りが足りないと強い苦味があるようなので注意。
2)煎りあがったら、表面の薄皮を剥いて、中身だけを食べる。熱々だとほくほくした食感で旨い。冷めると硬くはなるが、気にしなければ食べられる。たくさん食べたい気もするが、1日2個くらいで我慢しておく。
びわの詳しい薬効に付いてはぐぐってみてください。びわといえば、一般に抗がん効果が良く話題に上るようで、びわ種酒は咳にも効くとか効かないとか。マ、私としては、美味しいものを美味しく楽しめるだけで十分OKで、プラスαでなんかついでにそんな効果もあるらしい、効いたら儲けものー、くらいのスタンスで受け止めています。
しかも普通なら捨ててしまうような種を食べることが出来るなら、一物全体にも繋がりますし、ごみも減るし。