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入浴中の事故8割は、ヒートショックではなく冬の熱中症が原因だった

2020-12-18 | 医療、健康

入浴中の事故8割は、ヒートショックではない【じつは熱中症が原因】 | kotaroblog

千葉科学大学の危機管理学部 医療危機管理学科の教授で医師でもある黒木 尚長教授の調査です。

  • 救急搬送されるほとんどが浴槽内で死亡している。8%しか助からない

高齢者で入浴中に具合が悪くなった人は、【1割程度】で、救急車を呼ぶほどでもなかった。その、、、

  • 8割が、熱中症の症状
  • わずか7%が、ヒートショックの症状

ヒートショックと熱中症の違いは

夏場に多い「熱中症」ですが、黒木教授の調査だと8割がヒートショックではなくて「熱中症の症状」が出ているといいます。

■熱中症とは 体温の上昇で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなるなどし、めまい、頭痛などの症状を起こす。気温や湿度により、室内でも発症する。「軽症」「中等症」「重症」の3段階に分類され、重症だと意識障害、けいれん、手足の運動障害がみられる。
■ヒートショックとは 急激な温度差がもたらす体への悪影響のこと。冬場の入浴時に暖かい部屋から冷えた脱衣所や浴室に移ったり、高温の浴槽に入ったりした場合、急な寒暖差で血圧が乱高下し、血管に負担がかかる。その結果、脳卒中や心筋梗塞などの急性疾患が起きるとされる。湯上がり時も急激な血圧の低下により、脳貧血が起きることがある。
熱いお湯のお風呂が好きな日本人はヒートショックでなく熱中症

消費者庁のデータをみると、、、

  • 35%の人が42度以上の熱いお湯に浸かっていて
  • 10分以上お風呂に浸かっている人も3割以上

これは、いくら注意喚起されてもこれだけの割合の人が、【42度以上の熱いお湯で、10分以上お風呂に浸かって】いれば、いくらなんでもおかしくなります。

お湯の温度を41度で、入浴時間が30分以下なら入浴中の事故は激減する

【42度以上の熱いお湯で、30分以上お風呂に浸かって】いれば、人間の身体はどうなるでしょうか。

  1. 40℃以上の体温になり意識を失う
  2. 42.5℃以上で心室細動がおこり死亡する

この症状は、どうみても【熱中症】です。実際には、ヒートショックで救急搬送されることはまずないそうです。

・体温を下げるためにお風呂から出て体温を下げること
・水分と摂り、塩分やミネラルを補給すること

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