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水道水からも検出:マイクロプラスチックを考える

2020-05-14 | 食品の安全、料理

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200514-00010002-alterna-env

千葉工業大学の亀田豊准教授らは、北海道釧路市と沖縄市の水道水からマイクロプラスチックを検出した。国内で正式発表された検出例は、おそらくこれが初めてだ。

■飲料水に含まれるマイクロプラスチックの危険性

気になるのは、マイクロプラスチックがどの程度、健康に影響があるかだろう。世界保健機構(WHO)は、ペットボトル水からのマイクロプラスチック検出が報告された後、安全性の検証に乗り出した。

WHOは2019年8月、マイクロプラスチックが混入した飲料水について、現状の検出レベルでは健康リスクは生じないとする見解を発表した。ほとんどの粒子が体内で吸収されることなく排出されることがその理由だ。

しかし、プラスチック汚染の影響は、まだ分かっていることは少ないため、今後さらなる研究を行う必要があるとしている。

大半が体外へ排出されるにせよ、マイクロプラスチックに吸着された環境汚染物質が体内に入ることによる健康リスクの可能性については、日本学術会議が2020年4月に発表した提言書「マイクロプラスチックによる水環境汚染の生態・健康影響研究の必要性とプラスチックのガバナンス」によっても指摘している。

極小の粒子は、体内に残ると指摘する研究も多い。ドイツ連邦リスク評価研究所が人間の腸管上皮細胞で行った試験によると、直径約4マイクロメートル以下のプラスチック粒子は腸管上皮細胞から吸収される場合があるという。

マイクロプラスチックを食べたり吸い込んだりすることで、発がん性や免疫機能の低下を引き起こす可能性のあることなどを指摘する研究もある。今のレベルでは問題ないかもしれないが、今後より多くのプラスチックにさらされることによる危険性は計り知れない。

健康への影響は今のところないにせよ、安心安全なはずの日本の水道水へのプラスチック混入の事実は、あまり気持ちの良いものではない。早急に全国的な傾向を把握した上で、原因や汚染源を突き止め、解決に向けて取り組んでほしいものだ。

私たちに今できることもある。例えば、洗濯によりマイクロプラスチックファイバーが自然界に流出する可能性がある合成繊維の衣類ではなく、できるだけ自然素材の衣類を選ぶことや、使い捨てのプラスチックを使わないことなどだ。

上はここ。

http://www.alterna.co.jp/30911水道水からも検出:マイクロプラスチックを考える(上)

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