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光化学スモッグは、マスクをしても防ぐことができないということです。つまり、健康への影響を防ぐためには外へ出ないのが一番。(本文より)https://www.ishamachi.com/?p=7119
略しています。
光化学スモッグの正体は、工場や自動車などから排気された窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)です。これらの物質が日光に含まれる紫外線と反応して化学反応を起こすと、二次的汚染物質が発生します。この二次的汚染物質のうち、二酸化炭素を除いたオゾン(O3)、アルデヒド、パーオキシ・アセチル・ナイトレート(PAN)などのことを「光化学オキシダント」と呼んでいます。
光化学スモッグは、この光化学オキシダントが大気中にとどまってしまった状態をさします。以下のような気象条件が重なった夏の日に起こりやすい減少です。
- 日射が強い
- 気温が高い
- 風が弱い
光化学スモッグが発生すると、空が白く靄がかかったようになり、遠くの建物や山などが霞んで見えることがあります。また、光化学スモッグは他の大気汚染現象とは異なり、これらの条件の起こらない夜間には発生しません。
光化学スモッグは、人体に以下の様な影響を与えるおそれがあります。
その他、植物の葉に斑点ができるなど、人間以外への影響も認められています。
注意しなければいけないのは、光化学スモッグは、マスクをしても防ぐことができないということです。つまり、健康への影響を防ぐためには外へ出ないのが一番、ということなのです。
お年寄りやお子さんの場合には注意が必要です。
1.できるだけ外に出ない
特に、病弱な人や当日体の調子が悪い人は屋内で休ませるようにしてください。
2.過激な運動はなるべく避ける
屋外での運動は中止しましょう。
3.なるべく窓をしめる
上記のように、光化学スモッグはマスクをしても防ぐことができません。窓を閉め、室内に入れないようにすることが大切です。
4.自動車の使用をできるだけ控える
自動車の排気ガスは、新たな光化学オキシダントを生み出す原因となります。これ以上被害を拡大しないためにも、注意報が発令されている間は極力自動車に乗るのは控えましょう。
上で書いたような異常を感じた場合、まず屋外での運動は全て中止してください。そして屋内に避難し、水で洗眼・うがいをしましょう。
しばらく経っても症状がおさまらない場合、速やかに医師に相談してください。
光化学スモッグ注意報の発令情報については、環境省の大気汚染物質広域監視システム・そらまめ君でも随時知ることができます。