1) スタチンの前使用は予後良好と関連している可能性
2) 首都圏の緊急事態宣言：解除か再延長かは週内に判断
3) インドで新規感染者数がまた増加傾向へ
4) 男子100m歴代2位の選手：ワクチン接種は望まない
｢固い決意は変わらない。
いかなるワクチンも望まない」
（陸上男子100メートル歴代2位記録保持者、ヨハン・ブレーク)
●スタチンの前使用は予後良好と関連している可能性
→スタチンと予後との関連は最近も紹介しましたが、今回の検討のほうが研究の質としては良さそう。
Nature論です。
propensity score matchingした2群の検討で、スタチンの使用がOR 0.47で30日死亡率を低下。
昇圧剤の使用も有意に減少。
有意差は出ていませんが、人工呼吸器率の低下も見られています。
ここでも考察内で、スタチンのSARS-CoV-2のプロテアーゼ阻害作用による抗ウイルス作用が論じられています。
Association between antecedent statin use and decreased mortality in hospitalized patients with COVID-19
https://t.co/WgnaLE9t6C?amp=1
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・COVID-19では高度炎症状態となり、それによりARDS、心筋障害、血栓性合併症などの病態を引き起こすと考えられている。
・抗炎症作用および抗血栓作用を有するスタチンは、他のウイルス感染症において研究がなされてきたが、COVID-19におけるその有用性はまだ評価されていない。
●日本の状況
→東京都の推移
東京都 新型コロナ 121人感染確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210301/k10012891391000.html
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都内で新たに121人が新型コロナウイルスに感染していることを確認
都の基準で集計した1日時点の重症の患者は、2月28日より6人減って61人
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本日の全国の感染数・推移
千葉127人、埼玉61人、大阪56人、茨城53人、神奈川52人、愛知32人
3月1日 新たに確認された感染者数
https://t.co/90gSdETBQF?amp=1
→昨年9月からの感染者数の自然減少が見られていたインド
集団免疫獲得？とも思われましたが、新規感染者数はまた増加傾向のようです。
インドは1月よりワクチン接種を開始。
医療従事者より始め、3月より60歳以上および45歳以上の基礎疾患のある人に接種対象を拡大。
夏までに3憶人に接種する計画。
インド ワクチン接種 60歳以上に拡大 首相も受けて呼びかけ
・インドの新規感染者数の推移
https://arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
→男子100m歴代2位の選手がワクチン接種は望まないと
接種するくらいなら、東京五輪を欠場すると述べています。
｢固い決意は変わらない。いかなるワクチンも望まない」と。
ワクチン接種に選択の自由はあるべきでしょう。
それ故に、五輪開催では出場選手を守る事すら困難なのかもしれません。
「ワクチン接種なら五輪欠場」 ジャマイカのブレークが発言―陸上
https://t.co/CCM94dYf1x?amp=1
