やっと週3回目の更新。久しぶり。
前回記事(ココ)では、国内で空気中を「何か」が舞っていた、舞っているのではないかという話が出てきたけど、この何かはかなり遠くの方まで届いていたようだ。少し古い話だけど、サイト「机の上の空 大沼安史の個人新聞」から、
〔★ フクシマ・NEWS〕 フクイチ発放射性降下物の影響で、アメリカ人、乳児ら1万4000人(推定)死亡 事故後最初の14週の間に チェルノブイリ(17週で1万6500人死亡)に匹敵 米研究チームが学会誌に発表
2011-12-21
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-13bd.html
米国でフクシマ事故後、最初の14週間に起きた、1万4000人(推定)もの死者の過剰増加が、フクイチ発の放射性物質の降下に関係する――との研究結果が、学会誌「国際保健ジャーナル」の最新号に発表された。・・・
米国の民間研究・教育機関、「被曝・保健プロジェクト」のジョセフ・マンガーノ所長(疫学者)と、ウエスタン・ミシガン大学のジャネット・シャーマン準教授(内科医・毒物学者)がまとめたもので、この14週間(3ヵ月半)で1万4000人もの過剰死者の発生は、チェルノブイリの時の17週(4ヵ月と1週間)で1万6500人に匹敵するという。・・・
ちなみに、上記研究報告の著者の1人であるジャネット・シャーマン氏は、「YNNチェルノブイリ報告書」(関連過去記事はココ。ちなみに邦訳がやっと出版された模様:「調査報告 チェルノブイリ被害の全貌」(2013年4月、岩波書店))の編集にたずさわった人である(consulting editorとして)。
今年に入ってのだと、サイト「低気温のエクスタシー byはなゆー」から、
アメリカ西海岸でも福島原発事故以降に生まれた子供の3分の1に「甲状腺の異変」が発生
2013年4月5日金曜日
http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2013/04/blog-post_9627.html
やはり、直ちに影響がでるものと、時間の経過とともに影響がでるものがあるのだろう。
個人的には、空気中を舞っていったものが西風で次の感染症の流行にも関与した可能性があるだろうと推測している。国立感染症研究所のサイト「病原微生物検出情報 (IASR)」から、
百日咳の流行、2012年―米国・ワシントン州
(IASR Vol. 33 p. 248-249: 2012年9月号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/pertussis-m/pertussis-iasrf/2624-fr3912.html
2011年中頃から、ワシントン州で百日咳の症例増加が報告されているのを受けて、ワシントン州公衆衛生局は2012年4月3日に百日咳流行宣言を出した。
ワシントン州では6月16日の時点で2012年に入ってからすでに百日咳の症例が2,520例(10万人当たり37.5人)に達している。これは2011年の同時期の13倍の数であり、過去最高の流行を記録した1942年に匹敵する。 (強調は引用者)
ちなみにワシントン州の位置は、ウィキペディア日本語版から借りてくると(ワシントン州 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E5%B7%9E)、
ワシントン州の百日咳の場合は、約1年後に大きな影響として現れたと思われる(免疫力の低下が主因で少し時間がかかるのだろう。易感染性についての過去記事はココ)。
前置きはこのくらいにして、本題へ。以前にみかけて、「何だろう」と一時期頭に引っかかっていたことがあった記事である。
中国南部で猩紅熱が流行、夏まで感染拡大の恐れも
2011年 06月 21日
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21814720110621
[香港 21日 ロイター] 中国南部で感染症の猩紅(しょうこう)熱が流行し、香港では子ども1人が死亡、数百人が感染する事態となっているが、現地当局は21日、向こう数週間で状況は一段と悪化する可能性があると警告した。
香港衛生当局のスポークスマンは「中国本土やマカオでも異例に多い猩紅熱の感染が報告されており、地域的現象である可能性を疑っている」とし、「現時点で流行に衰えの兆しは見えず、夏まで感染者が増え続ける可能性がある」と述べた。
猩紅熱はA群連鎖球菌によって起こる感染症で、10歳未満の小児がかかることが多い。・・・
3.11後の流行なわけだけど、西風で空気中を舞っていったとするとほぼ地球一周するわけで時間もかかるし、約3か月後というタイミングも早すぎるのである。
ちなみに猩紅熱の解説については、gooヘルスケアから、
猩紅熱<感染症>
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10PA0900.html
自然発生的なものだろうということに落ち着いてほぼ忘れかけていたのだが、次の記事で思い出してしまったのである。ブログ「院長の独り言」から、
香港の高い線量-ホテル室内0.50uSv/hr ディズニーランド 0.26uSv/hr
2013年08月16日
http://onodekita.sblo.jp/article/72566388.html
盆休みを利用して、香港に行ってきました。以前より、インドネシア、タイ、オーストラリアに在住の方から、どの国のホテル、土地も0.2-0.3uSv/hr程度あるとは聞いておりました。では、香港はどうか。線量計を3つ用意して、測定してみました。
香港ディズニーランド(スモールワールド前)0.26μSv/hr
[写真略]
建物の中でも、それほど変わりませんでした。
黄埔地区のホテル+空港への移動バス車内
[写真略]
室内で 0.3-0.4uSv/hr、バス車内で 0.18-0.2uSv/hr と日本国内(熊本)と比較してもどう考えても高いです。
上記記事のコメント欄によれば(上から2番目)、次のような事故が2010年5月にあったらしい。同コメントで言及されていたブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の記事から、
放射能漏れ事故の報道に見る中国の隠蔽体質
2010-06-18
http://zhongwenfanyi.blog69.fc2.com/blog-entry-206.html
15日に、香港から気になるニュースが入ってきました。
香港中華電力有限公司は15日朝、中国深センにある大亜湾原子力発電所で先月、微量の放射能が漏れたことを認めたのです。
[中略]
大亜湾原子力発電所は香港の東側にある深セン市龍崗区の半島の付け根にあり、浙江省にある秦山発電所に続く中国で二番目に古い原子力発電所です。2002年に同原発の近くに完成した嶺澳原子力発電所と合わせて、4基の発電ユニットが稼動しており、主に香港、深セン、広州などの広東経済圏への電力供給を一手に引き受けています。
このためここで突発的な事故が発生して電力供給が止まると、広東経済圏としては大きな痛手をこうむることになりますし、放射能が環境中に漏れ出せば、香港や、深セン地域に甚大な被害が出るのは確実とされています。
ことの重大性を中国政府は認識したのでしょうか、先の香港中華電力有限公司の説明に続き、同日に原発の大陸側の実際の運営会社である大亜湾核電運営公司の責任者が、そして翌日の16日には国の原発安全管理機関である国家核電安全局の責任者が相次いで記者会見を行いました。
記者会見において両責任者は、5月23日から28日にかけて大亜湾原子力発電所の2号発電ユニットの原子炉で、微量の放射能の増加が認められたと公表したのです。これと同時に、「これらの放射能は、国際原子力機関が定める放射能事故の水準にも達していなかった。現在すでに原子炉の状況は安定しており、環境内にも漏れ出していない」と強調しました。・・・
香港の猩紅熱も1年後、米国ワシントン州の百日咳も一年後(なお、感染症の種類は、以前からのその地域での病原菌動向によって異なると思われる)。何故か、猩紅熱の流行の理由を説明する丁度良いタイミングで起きているような気がするわけである。多分気のせいだろう。
仮に中国南部での猩紅熱の流行を「大亜湾のせい」と仮定すると、次の件が個人的にしっくりするわけである。ブログ「台湾に避難したけれど」から、
香港で日本の粉ミルクが販売停止された件(2012年の記事)
2013年04月19日
http://ameblo.jp/tebazaki/entry-11514269512.html (リンクはココ。引用は、幾つかあるうちの冒頭のもの)
政府が日本製2種類の粉ミルクを摂取しないよう勧告 2012-08-08 (17:45)
http://www.singtao.com/breakingnews/20120808a175605.asp
食品衛生局が市販されてる14種のベビー用粉ミルクの試料を検査したら、6種のヨードが基準量を下回ってた。
和光堂と森永の2種は標準量通り摂取した場合、WHOが提唱するヨード摂取量をめっちゃ下回り、
赤ちゃんの甲状腺機能や脳の発達に影響を与える可能性がある。
食品衛生局長は父母らに対し、赤ちゃんにこれら2種を与えないよう勧告した。
食品安全センターは既に輸入業者へ回収を指示、センターでは調査を進め、市販の全ての粉ミルクをヲチする。
当局は金曜夜から、これら2種を摂取したことのある赤ちゃんの血液検査を開始。
明日(9日)から指定の母子健康センターでの予約受付を開始する。
この粉ミルクの件での個人的な謎は、香港当局がベビー用粉ミルクのヨウ素含有量を何故検査するに至ったのかという点である。似たようなことを思った人は他にもいたようで、ブログ「ざまあみやがれい!」から、
日本製粉ミルク 香港で飲用中止・販売停止のワケ……「ヨウ素」WHO基準を満たさず乳児の甲状腺・脳に影響の可能性: 商品名 和光堂「はいはい」森永乳業「はぐくみ」
2012年08月10日
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65818855.html
僕[ブログ主]が不思議なのは、なぜ今頃、「日本から輸入している森永乳業と和光堂の粉ミルク2製品」について、香港政府が対応したのかということですね。ちょっとそれが報道からはわからない。
(ここ最近日本からの輸出が始まったということなのだろうか。それとも香港で基準が見直されたりしたのだろうか)
3.11を受けて検査するといのも少し不可解で、香港の公務員は優秀だからということに個人的理解ではなっていたのだけれど・・・(ある程度経済が発展した国・地域で小規模の場合、その公務員は優秀だと個人的に感じている。なぜなら、規模が小さいと利権も少ないし、利権に流されていては祖国がなくなってしまう危機感があるからだろう。現在の香港はよく知らないけど・・・)。
しかしながら最近では、足元で事故があって、3.11もあったので、香港人が普段どの程度ヨウ素を摂取しているのかに当局としても興味がわいてきたという説が一番しっくりきているのである。このことわざは、中華由来なのだろう。サイト「故事ことわざ辞典」から、
二度あることは三度ある
http://kotowaza-allguide.com/ni/nidoarukotowasando.html
最後に、次のような断片的な事実を蓄積していくと、香港も現在も「何か」が舞っているのかもしれないと感じろ光線に曝されている気分になるけど、まあ考えすぎだろう。
AKB小林香菜が体調不良で休演
2013年8月16日
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/08/16/0006254988.shtml
小林は11日に香港で行われた握手会に、秋元才加と参加していた。14日未明にブログを更新して「昨日の朝、香港から帰って来ました。日帰り状態で海外にいたの?ってくらい(笑)」と書き込んだように12日早朝に帰国するなど、精力的に仕事を続けていた。
ついでに噂話をツイッターから、
yuna@yunaka930 8月17日
一年前の春、香港在住の姉の家へ行った時、どこもかしこも0、2~0、3あって驚きました。ただ、お風呂場だけ低くて0、16くらい、あとディズニーランドの新しくできた、トイストーリーだけ0、09マイクロでした。トイストーリーは、シンセン事故があった後にできた所です。@onodekita