前回も書いた気がするが、のろのろ書いていると、ネタが増えてくるという嘆かわしい状況か。サボりすぎたので、少しリハビリを兼ね、短く繋いでいこうと思う。
ついでに、検索性が悪くなってきたため、このシリーズのタイトルを今後は変更することにしよう。
(7) 易感染性 (つづき)
(O) 輸入感染症(デング熱、チクングニヤ熱)
海外旅行者が持ち込む感染症が増えているらしい。とりあえず最近報道で出てきたのは、チクングニヤ熱とデング熱。それぞれ、日経新聞と読売新聞から、
関節変形の感染症に注意 蚊が媒介、6~7月に国内で4人確認
2012/10/2 11:44
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0200O_S2A001C1CR0000/ (リンクはココ)
関節が変形する後遺症が出ることもあるウイルス性の感染症「チクングニヤ熱」の患者が6~7月、国内で立て続けに4人見つかった。海外で蚊に刺されて感染したとみられるが、感染者の帰国が増えれば国内で流行する恐れもあり、国立感染症研究所は注意を呼び掛けている。・・・
国内では6~7月、パプアニューギニアやカンボジアなどへの渡航歴がある計4人からウイルスを検出。感染の報告は2006年から約30例あるが、今年は短期間にまとまって見つかっているのが特徴だという。
これまでの国内の発症はすべて海外での感染が原因。ただ、チクングニヤ熱のウイルスを媒介するヒトスジシマカは北海道以外の日本各地に生息しており、この蚊によって国内で流行する危険性はあるという。・・・
デング熱、日本で146人発症…昨年2倍強
2012年10月3日11時19分
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121003-OYT1T00533.htm (リンクはココ)
高熱を発症するデング熱が東南アジアを中心に流行している。
今年に入り、日本に入国して発症する患者も150人近くに上り、この10年で最大だった2010年に並ぶ勢いで増えている。国立感染症研究所は、旅先での虫よけや発症時の早期治療を訴えている。・・・
旅行者が何らかの理由で易感染性を有している場合には、短期旅行といえども現地特有の感染症を拾ってくる可能性があるだろうし、更にたまたま大流行中ならば、その可能性がかなり高まるであろう。
(つづく)