カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

詩はあなたの隣りにいる

2015-09-28 09:40:22 | 本と雑誌
 秋の夜長というが、この頃夜が短い感じがするのは年のせいだろうと思う。

 昨日は中秋の名月、そして今日は満月のなかでも特に大きく見えるスーパームーンだという。

 月はおとぎ話の世界から、アポロの着陸を経て人間の手の届くお伽噺とは無縁の物質になったと嘆く向きもあるが、本当にそうだろうか。

 童話や詩が今までのような書き方が出来なくなったことは確かだろうが・・・。 

 
 「詩はあなたの隣りにいる」井坂洋子(著)2015.1筑摩書房(刊)

 見上げた中秋の名月はやはり神秘の輝きを放っていた。

 ウサギもかぐや姫も昔は居たのだと言われれば、そうですねと思わず答えてしまいそうに輝いていた。

 
 (中秋の名月)
 詩と言えば、中学生の頃覚えた詩が3つあって確か「山のあなたの空遠く・・」とか「僕の前に道は無い・・」とかなら今でも暗唱できる。
 その貴重な3つの詩の中で、「月」に関するものがあって題は忘れたが中味は全部覚えているものがある。

 「高き空より照る月は 手に持つ金の絵扇を うかと落としぬわだつみの 青く湛えし敷物に・・(中略)・・汝大空を降り来なば 我大空に昇り得ば」という文章で、文語体の七・五調が当時の自分には新鮮で口ずさんでいるうちに覚えてしまっていたのだ。

 「詩は空を見上げて書き始めるが、詩人になるということは低い目線で世間を見るのを決意することだと、今の私は思っている。」と著者は書いている。

 そう言えば、読んでいて尻込みしてしまいそうな詩も世の中には沢山ある。

 「スマホの小さな画面に没頭するほとんどの人達の顔を見ていると、詩は人の生活に、というか、人の生涯にかすりもしないのだと思って暗い気持ちになる」とも著者は書いている。

 が、私はそうは思わない。

 別な形で自分の詩を(表現したいことを・・)始めたのだ。

 140文字に収まらず、次々ツイートしてみたり、絵文字だらけの不思議な文章であったりはするが・・・。

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