アーティスト友人のマイクが、ロスアンジェルスからハワイに来たのは1968年だという。
当時のハワイは、今とはまったく違っていた。
街の様子もそうだし、日本人もそれほど見かけなかった。
「今でも覚えてる。空港に行くと、日本から来た旅行者がサムソナイトのスーツケースをもって
男の人はスーツにネクタイ、女の人もスーツを着て革靴で歩いているんだよ」
日本人が、気軽に海外旅行に行くようになったのはいつごろからだろう。
私が子供の頃は、家族で海外旅行に行く人など身近にいなかった。
高校生になっても、夏休みにフランスに行ったなんていうのは医者の娘だけだった。
家族で行くのは熱海の温泉、そんな時代だった。
1969年、母は忙しくて留守にしがちだったから、私は15円を握り締めて循環バスに乗った。
循環バスだから、乗っていればまた家の近くのバス停に戻ってくる。
バスには女の車掌さんがいて、「次のバス停だからね」と教えてくれた。
私が一人で循環バスに乗っていた頃、海外旅行をしていた人たちもいたのだ。
日本人旅行者といえば、黒縁めがねに首から提げたカメラ、というイメージは、もっとあとの時代だろう。
今はみんなラフな服装で、旅慣れている。
小さな子供連れで、気軽に外国に行く。
キャリーのついていない重いスーツケースをさげて、おしゃれをして海外旅行に行っていた頃の日本人にとって
海外は今よりもずっとずっと遠い場所だったことだろう。
にほんブログ村
当時のハワイは、今とはまったく違っていた。
街の様子もそうだし、日本人もそれほど見かけなかった。
「今でも覚えてる。空港に行くと、日本から来た旅行者がサムソナイトのスーツケースをもって
男の人はスーツにネクタイ、女の人もスーツを着て革靴で歩いているんだよ」
日本人が、気軽に海外旅行に行くようになったのはいつごろからだろう。
私が子供の頃は、家族で海外旅行に行く人など身近にいなかった。
高校生になっても、夏休みにフランスに行ったなんていうのは医者の娘だけだった。
家族で行くのは熱海の温泉、そんな時代だった。
1969年、母は忙しくて留守にしがちだったから、私は15円を握り締めて循環バスに乗った。
循環バスだから、乗っていればまた家の近くのバス停に戻ってくる。
バスには女の車掌さんがいて、「次のバス停だからね」と教えてくれた。
私が一人で循環バスに乗っていた頃、海外旅行をしていた人たちもいたのだ。
日本人旅行者といえば、黒縁めがねに首から提げたカメラ、というイメージは、もっとあとの時代だろう。
今はみんなラフな服装で、旅慣れている。
小さな子供連れで、気軽に外国に行く。
キャリーのついていない重いスーツケースをさげて、おしゃれをして海外旅行に行っていた頃の日本人にとって
海外は今よりもずっとずっと遠い場所だったことだろう。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます