探偵団の子供達には一度おかえりいただいた。
後ほど連絡するという約束で。
静まりかえった部屋の床に、南納が寝そべってこちらを見ている。
で どうすんの ? って言われてるな。
溜まりすぎた雑用を少し片付けてから、探偵団の事件簿を取り上げるつもり。
事件でない事件という意味では 謎のふみさん探しも同じだ。
ふみさんの姿を追うことで、いろんな人の人生に触れた。
猫殿との思い出としても貴重なものになっている。
舞い込んだ事件は自分への必須課題なのかもしれない。
代償の有無で行動を変えるのは自分でも許せない。
明日、探偵団に提案することを南納に約束した。