貧乏日記2023

ひなびた黄昏の地方都市に住む、初老の非正規パート事務員(奇跡的に、2025年3月末まで延長してもらいました)の貧乏物語。

西武球団裏金

2007-04-06 10:17:37 | Weblog
天声人語
2007年04月06日(金曜日)付

 野球を見に球場へ行く。少し暗い通路を歩いて観客席に出たとたん、目の前にまぶしくフィールドが広がる。この瞬間が好きだ。

 試合前なら、選手はゆったりと、遠投やランニングで体をほぐしている。間もなく始まるゲームに、心が浮きたってくる。ファンにとって、観客席への通路は、非日常への扉なのだ。大人も子どもも、夢を見たくてやって来る。

 その夢の舞台裏が、根腐れているらしい。西武球団の裏金問題は野火のように、他球団に広がる心配が生じてきた。アマチュア球界を巻き込んだ、大がかりな不祥事に発展するかもしれない。球春の空が、にわかにかき曇ってきた。

 調査の委員会を率いる慶大名誉教授の池井優さんは、大リーグ通で知られる。少年時代からヤンキースタジアムで試合を見るのが夢だったそうだ。その夢は20代の末にかなう。胸を高鳴らせて、球場のゲートをくぐったことだろう。

 大リーグにも不祥事はあった。なかでも1919年のワールド・シリーズでの八百長疑惑は悪名が高い。名選手だったシューレス・ジョーら8人が球界を追放された。裁判所で、無実を願う一少年が叫んだという「うそだと言ってよ、ジョー」の言葉は、いまも人々の記憶に刻まれている。

 祈りにも似た叫びに、ジョーが「坊や、本当のことなんだ」と答えたと伝わるのも、せつない。裏金問題は「談合のように日本社会の構造に深く根ざしている」と池井さんは言う。「うそだと言ってよ」と願うファンの叫びに、どんな答えが返ってくるのだろう。


このコラムが言っているシカゴ・ブラックソックス事件なんだが、このコラムを書いた輩は、ELIOT ASINOFの”EIGHT MEN OUT”を原文で読んだことがあるのかな?僕は、2回読んだけど、名著だよ。そして、原文を読んでいれば、今回の西武裏金問題と対比して、この物語を出すことが極めて不適当なことということが分かるはずだけどね。シューレス・ジョーは文盲で、契約の際に、コミスキーの代理人にだまされて契約させられたし、八百長の事実をコミスキーに告げようとしたが、無視された。
新興球団西武ライオンズが、金にあかせて、先行球団に追いつこうとしたのとは、ちょっと違うよ。

日本のプロ野球は12球団しかないんだし、プロ球団を抱える体力が有る会社だけが運営して、自由競争にしたらいいと思うよ。もう、巨人の影響力も衰えているし-日テレが、中継時間延長しない時代になったしさ。
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