自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

小豆島ー4

2018-11-12 | 国内旅行(温泉)
旅の4日目は四国・香川県から瀬戸大橋を通って岡山へ抜け、姫路に向かって姫路城を観光してから東京へ戻るというコース。
まずは丸亀に取ったホテルから歩いて10分くらいの所にある丸亀城へ、朝の散歩に出かけた。
丸亀城は標高66mの亀山に築かれた平山城で、別名亀山城とも呼ばれているそうだ。
石の城で石垣の名城として有名なんだそう。
今現存する天守12の内一番小さい天守だということだが、あいにくと9時からオープンで中には入れなかった。
大手門から入ってとても急な見返り坂を上って行くと、朝もやに霞む伊予富士始め丸亀市や近くの山々が見渡せた。
こじんまりとした城ながら、本丸、二の丸、三の丸とちゃんと残っていた。
ホテルへ引き返して電車でいよいよ瀬戸大橋を渡り本州へ。
昨日見て来た瀬戸大橋を渡るのに10分くらいかかっただろうか。
真下に瀬戸内海の海が見えていて、途中与島、岩黒島など3つの島を繋いだ橋を次々と通過してあっという間だった。
今日の本命の世界文化遺産・国宝姫路城は私が田舎から東京の大学へと夜行列車さくらで向かっていた当時、車内からはっきりと見えていた。
がしかし今は新幹線の中からはビル群が立ち並びあまり良く見えなくなっていた。
姫路駅北口に降り立ったら真正面に姫路城がどーんとそびえていた。
確かに存在感があり、人の流れが姫路城へと流れているのが分かった。
これは入り口の菱の門で、1333年に初めて姫山の地に砦が築かれて以降、1618年に現在の全容が整ったそうだ。
別名「白鷺城」と呼ばれているが、白いお城が青空に映えてさらに美しく見えた。
菱の門から天守閣まで歩いて1時間くらいかかるということだったが、観光客も多くて途中の見どころも多くて結構時間がかかった。
天守閣は6階まであって上りと下りとの道が分かれていたからいいものの、急な階段の上りが続いていた。
最上階の6階には長壁神社がありお参りしてきた。
姫路城を支える2本の東と西の大柱が凄く太くて、上から下まで貫いている長さもビックリだった。
6階からは360度の眺望が楽しめて、平成の改修工事で新しくなったしゃちほこも。
西の丸方面や百間廊下なども。
姫路城の優れている所は木造建築が世界に類を見ないほど優れているからだそうだが、改修工事の際の木組みの模型があった。
百聞は一見に如かずを実感したが、本当に当時の建築水準の高さに驚きだった。
また当時の瓦などの展示もあったがメチャ大きい物だった。
欧米系の観光客が窓から紅葉と白壁の写真を撮っていた。
本丸と称された場所で天守閣をまじかに見られるポイントで。
昭和の大修理から45年後、平成の修理と呼ばれた保存修理工事が5年かけて完成し、見事によみがえった。
一見して5階建てに見えるが、内部の造りは地上6階しか1階の7階構成になっていた。
今まで現存する天守閣を持つ城、松本城、弘前城、彦根城、松江城、丸亀城などを見て来たが、姫路城に勝る城はない。
相棒もずっと行きたいと言ってたから是非行って見るように勧めよう。
なんだかんだとゆっくりと城内を見学していたら3時間近く経ってしまっていた。
そんなわけで午後3時過ぎに新幹線の中で駅弁を食べて遅いランチとなった。
4日間の旅はなぜか晴天に恵まれて、一応予定していたスケジュールをこなしてきた。
瀬戸内海の海の幸が美味しくて、小豆島の人たちがみなほっこり暖かくて、なんだか小豆島に移住したくなった私。

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小豆島ー3

2018-11-12 | 国内旅行(温泉)
今日は小豆島とお別れして四国に渡り、香川県・瀬戸大橋記念公園と父母ケ浜の2か所へ。
いわゆる観光コースとは違っているが、行きたい場所。
9時頃出発する時にはエンジェルロードはもう水が来ていて渡れなくなっていた。
土庄港から9時25分発の高松行きのフェリーには、観光客に交じって小学生が遠足なのか多数乗っていた。
いよいよ小豆島を離れるまで土庄港付近で名残を惜しんだ。
この像は24の瞳のロケ地だったから。
瀬戸内海を進むにつれ島々がたくさん目に付いたから、いったい瀬戸内海にはいくつの島があるんだろうって。
船内で暇だったからスマホで調べて見たら727島もあった。
1時間ほどで高松港に接岸し駅まで10分くらい歩いて電車で坂出駅へ移動。
駅からはバスで20分くらい揺られて瀬戸大橋記念公園に到着。
瀬戸大橋記念公園は坂出駅から約7kmの沙弥島にあり、自転車で約35分と言われた時ちょっと心が動いたけど……。
しまなみ海道をちゃりで走破した時に渡った因島大橋は、車道と歩行者道が2段構造になったいた。
瀬戸大橋は上が車道で下を電車が走っているのが公園からよく見えた。
塔の上に登って瀬戸大橋を行き来する車や電車を眺めながら、明日この瀬戸大橋を電車で渡んだーって。
瀬戸大橋記念館の屋上展望台からの眺めは美しいフォルムを描く瀬戸大橋と、碧い瀬戸内海の海が最高だった。
しまなみ海道で最後に渡った来島海峡大橋は、世界初の三連つり橋で優美でかっこよかった。
でも瀬戸大橋だって道路鉄道併用橋としては世界一の規模だ。
橋全体の長さはなんと海峡部で9368mで6つの橋から成っていた。
橋全体の美しい姿を瀬戸内の船の上から見てみたいと思った。
昭和63年開通するまで工事期間は9年半で、総工費は1兆1200億円というからすごい!
今日2か所目の父母ケ浜は最近インスタバエすると人気になっているスポット。
一説にはウユニ塩湖のような写真が撮れるという。
宅間駅で降りたら一見してそれと分かる高そうな重いカメラを首からさげたおじさんたちも、ゾロゾロと下車。
宅間駅からコミュニティバスで父母ケ浜に着いたら、マイカーで来た人たちがいっぱいで更にビックリ。
こんなに有名な写真スポットになったいたのかと改めて思った。
幸いなことに若い女の子3人組がモデルになってくれて、おじさんおばさんたちと撮影会。
あいにくと雲が多くて夕日が届かないのでシルエットがいまいち。
でも風がそんなになかったから水鏡に映るシルエットははっきりしていた。
関西から何度も写真を撮りに来ているおばさんと知り合ったが、彼女も雲の中に夕日が隠れてしまったからとバス停にやってきた。
何度来てもほんとに美しい夕日を背にインスタバエする写真は撮れないと言ってた。
私たちは夕日が沈むのを待っていたら最終バスが7時近くなのでとっくに諦めていたが。
モデルになってくれた3人組も今日はダメみたいと言って一緒のバスで帰った。
まだ太陽は高い位置に会ったけど残念!
ほんとは夕日が沈んだ後がマジックアワーと言われる時間で、素敵な写真が撮れるそうだけど……。
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小豆島-2

2018-11-10 | 国内旅行(温泉)
今日のプランは小豆島内の寒霞渓という紅葉の名所とオリーブ公園、エンジェルロードの3か所。
お天気が良ければロープウェイ利用ではなく、ハイキングして寒霞渓へ登ろうという事だった。
嬉しいことに今日も快晴で草壁港からバスで寒霞渓入り口の紅雲亭へ。
山頂付近はまだ紅葉は3分とのことだったが、紅葉の最盛期にはツワー客がどっと押し寄せてロープウェイ待ちがすごいらしい。
私たちはまず表12景コース約2kmで上がり、帰りは裏8景約1,8kmコースで下ることに。
寒霞渓は火山活動でうまれた奇岩が風化してそそり立っている、その景観が見所。
それと山頂からの瀬戸内海の雄大な景色だ。
ロープウェイだと5分くらいで山頂に着いてしまうが、私たちは歩いてたっぷりと奇岩群を楽しみながら登った。
歩き出しは標高295mで山頂の三笠山672mまで、約1時間半弱のハイキングだった。
ちゃんと案内板があって説明してあったが、周りの木々が伸びて見えにくくなっている奇岩も多少あった。
何でも1300万年前の火山活動で誕生し、200万年の歳月が創造した渓谷美との事。
途中の奇岩には錦屏風、画帳石、烏帽子岩、女羅壁などなど命名してあった。
なるほどねーと思える奇岩もあったけど、そんな風には見えないというように命名された奇岩も。
時折案内板に従って見上げる奇岩がある森の中を歩いて行ってて、急にパーッと視界が広がった。
そこは鷹取展望台で、確かに瀬戸内海や四望頂などの奇岩が見渡せる絶景だった。
山頂からはさらに小豆島最高峰の星ケ城へと登山道が伸びていて、もっともっと歩いて行きたかったけど……。
裏八景にも見所があり、ちょうどコースの中ほどにあった石門。
カーブを曲がったら、小豆島アルプス霊場・第二十番仏が滝寺が急に出て来て驚いた。
他にも大亀岩、二見岩、法螺貝岩などなど奇岩のオンパレードだった。
岩の後ろに祠があったりしていたが、さすがに裏側までは行けなかった。
下った先に猪谷池がありそこがバス停になっていた。
バスを待ちながら裏と表とどっちもハイキングしながら見れてよかったなって。
往きと同じバスで乗り込むと運転手さんがお帰りなさいと声をかけてくれた。
両方歩いたことを話したら、両方歩く人は滅多にいないとほめてくれたっけ。
一旦草壁港に戻り預かってもらっていたザックを受け取り、一路オリーブ公園へ。
さすがにオリーブ公園までの車窓からもオリーブの木をどんだけでも見た。
オリーブ公園は高台になっていてとても眺めがよかった。
紅葉も進んでいてオリーブの木の緑とのコントラストが素敵だった。
オリーブ公園といえばポスターなどで目にする白い風車だ。
エーゲ海を思わせる瀬戸内海の青と白い風車が若い人の人気スポットだった。
魔女の宅急便のキキを真似て箒にまたがって写真を撮っている若者がいっぱいいた。
さすがに私たちは恥ずかしくてそんなことは……。
昭和天皇が1950年にお手まきになったというオリーブの木がとっても大きく育っていた。
ショッピングなどしてからホテルへバスで向かった。
今宵の宿はこれまた若者のパワースポットで名高いエンジェルロード近くのオーシャンビューのホテル。
もちろんすぐに高台のホテルから階段を下りてエンジェルロードへ。
エンジェルロードは1日2回干潮時前後に見られる海の中道。
この日は午後3時17分から7時17分までが干潮なので、グットタイミングだった。
明日の朝は3時21分から7時21分まで。

手前の丘(幸せの丘)に登ると眼下にエンジェルロードが。
恋人たちの聖地とかいっちゃって、丘の上にはお決まりの愛の鐘が吊るしてあった。
何と中国人観光客もかなりいて驚き!
エンジェルロードを渡り切った所には願い事を書いた絵馬やホタテの貝殻が木に吊るしてあった。
そういえばサンティアゴ・デ・コンポステーラに行った時、巡礼の旅をしている人たちはみんなホタテの貝殻をストックなどにつけていたっけ。
巡礼の旅の目印になっていたようだ。
ちょうど夕日が山に沈みかかっていて眩しかった。
なんでも好きな人と手を繋いでエンジェルロードを渡ると幸せなれるとか。
Iさんと手を繋いで渡ってもねーってお互いに言いながら歩いた砂の中道。
渡った先にはまだ島があるのだが行き止まりになっていた。
ホテルに戻って露天風呂から暮れ行くエンジェルロードを眺めながら極楽極楽。

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小豆島ー1

2018-11-10 | 国内旅行(温泉)
去年の10月中旬Iさんと自転車で尾道から四国の今治までしまなみ海道を走破した後、小豆島へ渡る予定だった。
ところが台風でフェリーが出なくなり行けずじまいとなったので、今年はそのリベンジ。
今回は小豆島まで姫路から福田港までフェリーで渡った。
去年とは大違いの快晴となったが、新幹線の中では静岡あたりまで雨だった。
ツワー客や関西方面からの観光客は四国の高松経由で小豆島に渡るようで、福田港行フェリーは客の姿がパラパラ。
いつ出航したのかわからないくらい静かな船出で、テープでも持参すればよかったかなんて思った。
約1時間40分の船旅は快適で、瀬戸内海に浮かぶ島々をのんびりと眺めながら。
私たちの乗ったおりいぶ号は490人乗りと大型で、波も穏やかだったので全く揺れず。
景色を楽しみながらIさんとおしゃべりしていたら小豆島が見えて来た。
あまり大きくない福田港に午後3時過ぎに到着。
客は少なかったけどトラックはたくさん運んでいたようだ。
ホテルまでは送迎バスで途中醤油造っている店の前を通ったら、醤油の香りが漂っていた。
オーシャンビューのホテルでプールもあり、窓からの景色。
ホテルのロビーでコーヒーを飲み一息つきながら、やっとリベンジの小豆島に来たなーって。
早速ホテル内の散策に向かうとオリーブの木があった。
まだ緑色の実もありすでに色づいている実もあり。
2日間の滞在中にこれでもかというくらい、たくさんのオリーブの木や実を見る事になるのだが……。
ホテル12階の展望温泉は夕暮れ時の空と海が最高の眺めだった。
さらに夜には満天の星空が露天風呂から眺められた。
横手山ヒュッテで見た星空と比べても見劣りしない素晴らしさだった。

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紙粘土人形展

2018-11-05 | イベント
卓球繋がりのFさんのご主人の紙人形展を見に行って来た。
相棒もご主人とは同じ町内会で役員仲間なので一緒に。
毎年町内会の文化祭で数点は見てきていたが、こんなにずらーりと力作が並ぶと壮観だった。
初めて作品に接した時、これらの作品が紙粘土でできているとは信じられなかった。
F氏が会場にいらしてお話を伺うことができたが、定年退職後に始められたとか。
手先が器用でなければそして忍耐強くなければ、こんなに多くの作品を生み出すことはできっこない!
着物の柄や被り物とか持ち物とかとても細かい作業が強いられるもので、1年に1点か2点しか作れないというのも分かる気がした。
人形の形はできても、たとえば後ろの帯とかは、実際に人形屋さんに行って見ないと分からないという苦労話も。
普段みんなが見ない後ろ側まで手を抜かずに、きっちりと仕上げているところも陶芸の製作で見習いたいと思った。
正直な感想として女性の作品ではなくて、男性の手によるものというのが一番の驚きかも。

F氏のすごいのは紙粘土人形だけでなく、鉛筆画の精巧さ。
初めて絵を見た時は写真だと思ったくらい。
ネコの毛の柔らかさとか可愛らしい目とか、その表現力の素晴らしさが凄すぎる。
やはり実物を見るに勝るものはないと思う。
11日(日)まで羽村・コニュニティーセンター2Fで開催中なので、是非緻密な絵と色彩豊かな美人人形たちに会って来るべし。
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