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路線価 県庁著在地で前橋が最低

2007-08-02 19:25:20 | 群馬Today
 今日の新聞によると。
 「1日発表された路線価で、各税務署の最高路線価は地域間の土地需要の二極化が進む現状を際立たせた。下落傾向に歯止めが掛からず、旧市街地では活性化を望む声がいよいよ強まる。逆に、商業集積や区画整理などにより利便が向上した郊外などでは上昇に転じた地域も現れ始めた。」

 前橋の中心市街地では空洞化が進む一方、前橋ケヤキウォーク周辺や上毛大橋付近では下げ止まりが始まっているという。
 さらには、高崎駅東口では、ヤマダ電気の新本社が建設中であり、さらにはマンション開発も進み、前年比3%上昇した。

 それにしても、全国の都道府県県庁所在地の中で前橋が最下位というのはショッキングですねえ。
 前橋の中心市街地近くではマンションの建設がいくつも見られますけど・・・。

 前橋市は旧リヴィンを公民館や図書館として再生し、中心市街地の活性化を進めようと考えているらしいが、その程度のことでどれほどの効果が望めるのか。

 地方の中心市街地を活性化させようと、さまざまな「まちづくり」というお題目のもと公的資金が注ぎ込まれていますが、本当に活性化した事例がどれほどあるのでしょうか。極端なことを言えば、大々的に税金を注ぎ込んで寂れた中心市街地にテコ入れするより、いくつもの規制を撤廃して、郊外の開発を民間に委ねることの方が、効率的・効果的にまちづくりができるのではないでしょうか?
 しかし、これでは乱開発が行われ、地域の優れた環境が壊れてしまう恐れがある。どのように地域を維持していくかは、最後はその地域に住む人がどのように考えるかにかかっている。

 では、中心市街地を活性化するにはどうしたらいいか。これまでのように多額の税金を投入してハードを整備するだけでは、よほど大規模な開発をしない限り難しいのでは。それよりは、不動産の流動化を促進させることが必要なのではないでしょうか。シャッターを閉め切ったままでも不動産を所有していたいという人たちが多い状況では、とても市街地の活性化なんて望めないのでは。せっかくの地域の資産と考えるなら、よりうまく活用できる人が活用すべきでは。中心市街地を「公共の土地」という認識が地域の人に共有されてはじめて、税金の投入が許されるのではないでしょうか。

 不動産の流動化という視点から言うと、地下の下落というのは悲観的なものではなく、楽観的に考えてもいい事象なのかもしれません。


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