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群馬の田舎から情報発信!

『人間の関係』(五木寛之)

2009-04-18 15:11:07 | 読書日記
◎鬱からぬけだすための3冊のノート
 ①歓びノート
 ②悲しみのーと
 ③あんがとノート

◎文化遺産の功罪
 文化といい、歴史の遺産といい、何かありがたく、貴重なもののように思われる遺産が、富の偏在と、権力の集中からしか生まれなかったという皮肉な事実

◎人間は信じられるのか。それとも信じられないのか。そんなことを議論しても仕方がない。ほんの小指の先ほどの信頼でも、信じられるものがあるということが重要なのである。

◎人間の関係におけるシナプスとは一体なんだろう。「人間」を考えるのではなく、「人間の関係」を考えることこそ重要だ。

 正直なところ、著者の意図するところを私が十分理解し得たとはとても言えません。
 しかし、世の人々に対する著者の暖かい眼差しが、随所に感じられます。
 どんなに世の中が変わっても変わらない「人間の関係」
 著者自身も思い・考えていて、人間としての明確な生き方の解が得られているわけではなさそうです。
 しかし、解っていないことを解っているかのように説教するわけではなく、「私も思い悩んでいるのですよ!」と言われると、何か自分も「一緒に考えなくちゃ」という気にさせられました。

 

『汗をかかずにトップを奪え!』(三田紀房)

2009-04-18 14:49:13 | 読書日記
◎格差の本質を見抜け
・馬鹿な若者が搾取される格差社会
・転職か独立か→あえて現在の会社に残ってみろ

◎仕事とは「大きなるヒマつぶし」だ!
・「半径5メートル」の人間関係に気をつけろ
・人間関係の悩みを断ち切る方法 
 ①他者から必要以上に好かれようとせず、適度な変わり者になること
 ②別人格を演じる
 ③「たかが仕事じゃないか」と考える
・仕事は探せ。自分は探すな。必要なのは「自分探し」ではなく、一段ずつ自分を積み上げていく「自分づくり」なのだ

◎自分を発信することを考えろ
・人間関係のトラブルの9割は「無知」から起こる。たとえ「本当はいいやつ」であっても、「いいやつ」をオープンにしてくれない限り、誤解が正解になるのだ。

◎会社員のゴールはどこにあるのか。それは「指名」である。
 「この仕事はお前に任せる」「担当は○○さんでお願いします。」

◎とりあえず大声で笑ってみろ。「一緒にいると楽しい」と思わせるだけで十分である。

◎名前を呼んで「他人」から脱せよ

◎使われるのか厭なら、使う側に回る
◎騙されるのが厭なら騙す側に回る
◎社会のルールに文句をつける前に、ルールをつくる側に回る

 どれだけ多くの仲間に囲まれているか。つまり、どれだけ人生を楽しんでいるかが、最終的な仕事力を決めるのだ。

 「トップを奪え」という表題にはなっていますが、基本は仕事論、つまり仕事ととは何かを語っている作品です。

 「仕事とは大いなる暇つぶしだ」
 仕事の本質をこのように捉えるだけで、日々の生活の見方・考え方が大きく変わる気がします。
 仕事上の悩みや喜びの多くは人間関係に由来するものが多い。そこで、「仕事は大いなる暇つぶ」なんだと心に思っているだけで、どれだけ豊かな人間関係を築けるかが、人生を謳歌できるか否かの分かれ目だと理解できるようになるのだと思います。