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『「勝負脳」の鍛え方』(林 成之)

2008-10-05 14:40:41 | 読書日記
 スポーツにビジネスに勉強に、勝てない脳を劇的に変えるためのノウハウを、脳医学の面から解説した作品です。

●記憶力を高めるためには、次の7つが有効
 ①人の話はできるだけ興味を持って、感動して聞くようにする。
 ②覚える内容にも興味を持ち、好きになるようにする。
 ③長時間の学習はできるだけ避け、時間を限定して集中して覚える
 ④覚える内容を、自分の得意なものと関連づける
 ⑤声に出して覚える
 ⑥覚える内容について、自分で独自に考え、勉強する
 ⑦覚えたものは、その日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる

●知能とは
 ①記憶する能力(知識を脳に取り込む能力)
 ②イメージ記憶をつくる能力(知識を脳内で再構成する能力)
 ③表現知能(表現する多重知能の能力)
 ④独創性や創造力を生み出す能力(独創的創造能力)→「勝負脳」

●勝負脳を全開にさせる九つの秘訣
 ①サイコサイバネティックス理論を応用せよ
 ②最初から100%集中せよ
 ③相手の攻撃は最大のチャンス
 ④相手の長所を打ち砕け
 ⑤相手の立場になって勝ち方のイメージをつくれ
 ⑥脳の温度上昇に注意
 ⑦脳の疲労は勝負の大敵
 ⑧勝負の最中にリラックスするな
 ⑨緊張しすぎたときの対処法

 ごく普通の生活に役立つノウハウが、医学的根拠を持つことを、脳医学者の立場から論じています。
 スポーツであれ、ビジネスであれ勝つためには「心・技・体」が必要で、すべてバランスがとれていることが重要。
 幅広い分野に及びアドバイスが満載で、すべてを実践することは難しいような・・。
 そもそも「勝負脳」を理解できたかどうかもあやふやです。