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『読書進化論』(勝間和代)

2008-10-14 20:17:32 | 読書日記
 勝間さんの新書が書店で平積みされていたので、思わず手にとりました。

 題名から、勝間さんの読書術が語られるのかと想像していましたが、ちょっと違います。読書術というより、読書との”付き合い方”を説いた本だと思います。

 本の最大の競争相手はウェブである。そこで、ウェブと本との違い、そして本の活用方法がまず語られます。
 インターネットは玉石混交の具材であるが、本は定食のように食べやすくしたもの。

 そして、良い本に出会うことが重要。

 さらに、本は読んだだけでお終いにしてはもったいない。
 思考のレベルは6段階に分けられる。知識・理解・応用・分析・統合・評価。思考を深めるたまには、後の3段階に進めるかどうかが大事。

 そして、実際に本を”書く”ことも勧めています。

 この作品の特徴は、著者自身も言っているように、この本だけで伝えたいことが完結しているわけではないということ。さまざまな引用があったり、参照するえウェブアドレスが記されたりして、本書をモノにするためには、読者も努力をしないといけないようになっています。

 読書は人生を大きく変える可能性をも秘めているもの。これを活用しない手はありません。
 テレビやネットが発達しても、当面本の価値は下がることはないでしょう。私も”リアル書店”に行くのが好きなほうです。
 ただ漫然と読書を楽しんでいましたが、一歩進めて、より自分の糧になる読み方を模索してみようと思います。