釣りでんなんでん

五島列島で趣味の金魚とメダカを飼育、それと大好きな釣りの日記です。

釣一笑(エギング)

2012年03月05日 | 釣り
私が現在のPEを使ったエギングを始めたのは7~8年程前だったように記憶しています。その頃イカ釣りと言えばヤエンによる釣方が主流で、しかも活餌ではなくスーパーや魚屋さんから買ったものであった。もちろん、アジの泳がせや、エギを使ったシャクリも行われていたが少数であった。私の場合、泳がせをヒントに自作の仕掛けで死アジを水平にし、抱いてきたやつを釣るウキ釣仕掛けであった。
きっかけとなったのが、その頃広島からキス釣にきていた青年で、バイトをしながらそのまま居着いてしまいエギングがブームとなっていた広島から友人を呼び寄せ上五島のあらゆる港をたたいて回っていた。彼らにとって五島は、形、数ともに狙える格好の場所であったに違いない。私がウキ釣をしている所にも表れて、”ビシ・バシ”と音をたて、頻繁にエギのチェンジを行い釣を行っている光景は、興味を惹かれるものであった。(ウキ釣の横で、エギをしゃくる行為は如何なものかという気持ちもあるが、とりあえず挨拶をしてもらってのことなので・・・!)
青年をバイトに使っていた釣友のM氏がアドバイスをうけながら釣を開始、私もネットでエギング用の細いPEラインを入手し9ftのシーバスロッドで始めたのであります。間もなく専用ロッドも手に入れ二人であっちこっちを”ビシ・バシ”とたたいて回ります。徐々にエギングをする人も増えてきましたがまだ長竿とナイロンラインで大きくしゃくる(ロングジャーク)だけの”シャクラー”が多かったと思います。ロングジャークは今でも有効な手法のひとつですが、その頃、一緒に並んでエギングをすると私達のところにばかり、イカが乗ってきてすぐに注目をあび、あっという間にエギングが広まっていきます。(私達とは別にすでに始めている人がいたかもしれないので申し添えます。)1年後にはどこの港でも”ビシ・バシ”と春のデカイカを狙うアングラー(こういう言葉まで使うようになっています。格好も決まっています。・・・笑顔)が急増です。
世の中が不景気になりそれほどお金を使わずにいつでもどこでも手軽に遊べるエギングが若者に受け入れられたのではないかと思います。その後2~3年はイカの数より釣っている人の数が多いのではないかと思われる状態が続きます。その結果、いろろいろな問題も生じました。港はスミだらけ、空き缶、弁当箱、ビニール袋などのゴミが散乱し、また地元の人とのトラブル等です。その為、あちこちの港で春イカの釣禁止の看板が立って回ります。
2年ほど前から徐々に釣れないイカに竿を置く人も多くなりイカの数に合うように人も減ってきてエギングブームも落ち着いてきた感があります。

私が初期のころ愛用したゼニスのストレスフリーです。他のロッドは卒業させましたがこのロッドはいまでもお気に入りです。