映画・座頭市
11月28日夜、テレビで北野たけしの「座頭市」を放映していたので、見た。劇場公開は見逃し、今年8月オーストラリアに滞在中、テレビで放映されたようだが、タイミングを失してしまっていた。さらに、残念ながら、座頭市をみたオーストラリアの友人たちの感想を聞き損なっている。
テレビ映画になると、劇場版とは違ってカットされたシーンがあるとのことではあるが、それを差し引いたとしても、この映画が、ヨーロッパの映画祭で賞を取ったということは、私にとっては信じられない。先日見た映画「バイオハザードII:アポカリプス」と同様に、不必要な殺戮場面が多すぎるとコメントせざるを得ない。ましてや、その各シーンにはリアリティがなさ過ぎる。
SF映画には、既成のルールを突き破る何かがあるが、つまり、どういう奇想天外な殺戮方法があってもよいが、時代劇には自ずと既成のルールに従わざるを得ないところがある。映画「ヒーロー」における、戦争シーンや主人公が戦うシーンと比べてみると、主人公の動きが超越的であるので、かえって剣技にリアリティが出てくる。さて、座頭市は、勝新太郎の旧シリーズにおいても切りまくるのであるが、むしろ、リアリティがあったと思う。それに、ストーリーにおいて破綻がなかったようにも思う。しかし、北野たけしの本作品は、あまりにもゲーム的である。
最後まで見終えたのだが、結局なにも残らなかった気がする。好みの問題なのだが。
テレビ映画になると、劇場版とは違ってカットされたシーンがあるとのことではあるが、それを差し引いたとしても、この映画が、ヨーロッパの映画祭で賞を取ったということは、私にとっては信じられない。先日見た映画「バイオハザードII:アポカリプス」と同様に、不必要な殺戮場面が多すぎるとコメントせざるを得ない。ましてや、その各シーンにはリアリティがなさ過ぎる。
SF映画には、既成のルールを突き破る何かがあるが、つまり、どういう奇想天外な殺戮方法があってもよいが、時代劇には自ずと既成のルールに従わざるを得ないところがある。映画「ヒーロー」における、戦争シーンや主人公が戦うシーンと比べてみると、主人公の動きが超越的であるので、かえって剣技にリアリティが出てくる。さて、座頭市は、勝新太郎の旧シリーズにおいても切りまくるのであるが、むしろ、リアリティがあったと思う。それに、ストーリーにおいて破綻がなかったようにも思う。しかし、北野たけしの本作品は、あまりにもゲーム的である。
最後まで見終えたのだが、結局なにも残らなかった気がする。好みの問題なのだが。