おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

桶谷式乳房管理法研鑽会 『食事と食の安全性について』

2014年07月27日 18時39分49秒 | 食育講座
本日は、武蔵野市、御殿山コミュニティーセンターにて、
桶谷式乳房管理法研鑽会の勉強会によんでいただきました。
講座タイトルは『食事と食の安全性について』。

最近の若い女性の食事情を統計データや自分が携わっている妊産婦さんへの
食事相談の実際をひいてご説明しました。
そして基本的な食生活のありかた、助産院等での食事実践と相談、食の安全に
ついてを、パワーポイントを使って2時間お話しました。



若い女性の過度のダイエット、朝食の欠食、有病率の高い貧血などは、
次の世代を産み育てる世代には、大きな問題です。
痩せて美しいのではありません。痩せは、実は、低栄養にさらされていると
言うことなのです。
ダイエットによる無月経は、自分自身をむしばみます。

若い女性にはもっとしっかり、きちんと食べていただきたい。
低出生児は、長じて生活習慣病になることが多いのです。

自分の体も、産まれた赤ちゃんの体も食べたもの(母乳もそう)で
できあがります。
食べたもので体は作られ、食べ方で心が育つのです。

私は、食べることの大切さだけでなく、食べて幸せになれるということも
伝えたいのです。

今回、桶谷式の助産師さんにお声をかけていただき、本日の講座となりました。
助産師は私の心から尊敬する仕事です。

実は、今まで桶谷式に偏見を持っていたことを正直に申し上げます。
厳しい生活・食事指導をするものだと思い込んでいましたが、実際お会いして、
お話をうかがうとそんなことはないと分かりました。


このご本をいただいたのですが、食事も、厳しい制限食ではありません。
このような偏見は、自分の周りにも多くあるのですね。
心から反省しています。

助産師は、素晴らしい技術をもつ専門家です。
お産介助は、もちろんですが、乳房のケアもそうです。
自分の娘も、4ヵ月前に矢島助産院で出産しました。
産後の平和な暮らしが、トラブルのない豊かな母乳分泌によるものであることを
この目で見てきました。それは、入院中のていねいな乳房ケアのたまものです。

お産をすれば、問題なく母乳育児が始まるというのは、正しくはありません。
特に初産のママさんは、おっぱい育児は大変なことです。
自分自身、上の2人を病院出産し、最初の出産では乳房ケアを受けずに辛い思いを
しました。

食べるということは、その人の生き方でもあるので、否定することはしてはいけません。
でも、食べ方を変えることで、体がラクになり、もっと母乳育児もスムーズに
進むようなこともあるのです。

最後に残ってくださっていた、参加の助産師さんと、勉強会の担当助産師さん達と。

勤務していた助産院で、岡本のレシピ本を使ってくださったという話、
矢島助産院で2人出産されたという方、
札幌のセミナーで、矢島助産院院長の講座を受けたという方、
子育てしながらの仕事で、大変さを実感されている方。
仕事が終わっても話はつきません。

自分にとってもとても勉強になり、幸せです。
ありがとうございました。
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