Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

作業がつらくなってきた

2020年03月24日 21時53分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 10時から14時過ぎまで組合の会館で封入れの作業。130通の封筒に書類2枚を三つ折りにして入れるだけなので、当初一人で1時間半で終わるかと思っていたら、見通しが甘すぎた。たっぷり4時間の作業終了後は肩が凝ってつらかった。昨日に少しだけ手伝ってもらうなり、1名くらい応援を依頼すればよかったと反省。
 このような作業を一人で黙々とこなすと、だんだん内向きな思考に陥ってしまう。精神的には危険な作業である。130人は今年の退職予定の組合員で、退職者会への勧誘の一環である。目的があるので、張り合いがある。だから一人でも耐えられる。これが目的や獲得目標があいまいであると耐えられなくなる。人というのは微妙なところで精神の平衡を保っていると実感するのが、この種の作業である。
 自分たちの思いをビラにして、一枚一枚封筒に入れて送付する作業を18歳の頃から丸50年も続けてきた。18歳の頃はまだ楽だった。ビラの大半は翌日に大学の構内で配布をすれば30分もしないうちに2千枚以上は皆手にとってくれた。封入れは100枚程度で済んだ。
 20代前半に勤めてからは点在する職場向けに1000枚を、30部×30組と、1枚ずつ100部を作って配布した。
 30歳のころ、「俺は一生この種の作業から抜けられないのか」と思って挫折しかかったこともある。だが、不思議なもので40歳近くになったらこの種の作業がとても愛おしく感じるようになった。この種の作業が苦にならなくなった。
 しかし70歳の声を聞くようになると、ふたたびつらいと思うようになった。歳には勝てないと実感している。



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