【秋風はけしき吹くだに悲しきにかき曇る日は言ふかたぞなき 】(和泉式部)
訳すと 、秋風が吹くようになるだけで「悲しい」のに、さらに空が暗く曇る日は言い表せないほど「悲しい」。
「けしき」は「兆候、きざし」と解釈してみた。
この歌、「悲しい」の解釈で昔からつまずいたままである。平安時代を背景とした男女の関係のもつれから出たことばだとは思う。現在の言葉とは意味合いが異なるように思えてならない。この場合、どんなニュアンスがいいのか、それもわからない。 わからないまま記憶に残っている歌である。
訳すと 、秋風が吹くようになるだけで「悲しい」のに、さらに空が暗く曇る日は言い表せないほど「悲しい」。
「けしき」は「兆候、きざし」と解釈してみた。
この歌、「悲しい」の解釈で昔からつまずいたままである。平安時代を背景とした男女の関係のもつれから出たことばだとは思う。現在の言葉とは意味合いが異なるように思えてならない。この場合、どんなニュアンスがいいのか、それもわからない。 わからないまま記憶に残っている歌である。