Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「怖い」と思う感覚

2019年10月17日 20時05分31秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 16時過ぎになって微かに雨が降り始めた。もうしばらくはは1ミリ程度の雨が降るらしい。気温も20℃を超える予想であったが、今のところ14時過ぎの18.2℃という気温が最高気温になっている。
 長袖のポロシャツの上に木綿の薄いジャンパーを着て夕方に出かけた。眼鏡を書き忘れて横浜駅まで往復。これまでよりは視力がよく成っているので意外と不便は感じなかった。ただし車のライトは乱視の影響で前照灯が4つに見えるので車道を横断するときは、信号がある交差点であっても怖い。車のこないコース、歩道の広いコースを歩いて往復した。
 また不意に横から飛び出したり蛇行するスマホ歩きの人、不意に方向転換したり止まったりする人は怖かった。緑内障の人間には走り回る子供も怖い。視野の欠損部分に不意に入り込んだりそこから飛び出して来る。

 眼が心もとなかったり、杖を突いた親と歩いたりすると、いわゆる「交通弱者」の視点で周囲を見ることになる。やはりとても怖い。
 50歳の頃、長期入院後には二週間ほど杖を突いて歩いたのだが、その時よりも怖いと思う。数年前の坐骨神経痛のときも杖を突いて歩いた。その時は周りの怖さよりも痛みに耐えることばかりが頭の中を駆け巡っていて、周囲に気を配るゆとりがなかったと思う。
 この二つの場面では、歩くところの物理的な段差などが気になった。しかし同じに歩いている人が怖いとはあまり意識しなかったことになる。

 人は肉体的な衰え、五感の衰え方、身体のつらい箇所、庇うべき人等々によって、怖いと思うことが変化する、ということが少しだけわかったような気がする。



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