2003年という記録になっていますが、美瑛の哲学の木の写真です。
この哲学の木の風景、最近は行けていませんでしたが、大好きな風景の1つでした。
今日、新聞報道でこの木がなくなったという報に接しました。
木の老化ゆえ、とのことなので、寂しいけれども致し方のないことだなと思っています。
この畑の所有者の知人の写真家の方がこの経過をまとめていただいた記事も読みました。
自分自身は気を付けていたことではありますが、作物への病気とかの関係もあるので、畑への立ち入りは厳禁です。
今回の木の伐採に至る経過の1つには、私も旅先で何度も目にしたことがありますが、立入禁止の看板があってもそこに入る等の観光客のマナー無視の積み重ねというのが大きいというのに特に胸が痛みました。
キレイな写真を撮りたい、記念にこのステキな風景を記録に留めたい、それは北海道を愛する人間としてとても良くわかります。
しかし、十勝も含めてですが、この農村風景は農業を営む方のご厚意等があって見れるものであるというのは忘れてはいけないのかなと。
それをわかって、最低限のマナーを、風景を愛でる側も持たないといけないと痛切に思います。
この畑の所有者の方は、せっかくこの風景を見に美瑛まで来てくれるのだからと、木の老化でダメになるギリギリまでこの風景を残し続けてきていただいたそうです。
この風景に思い入れがある1人して、それに感謝するとともに、見る側のマナーでその最後の決断の後押しをしてしまったということに残念さというか、申し訳なさのようなものも感じます。
美瑛に限らず、この北の大地のステキな風景を守るために、見ていただける範囲は限られるとはいえ、ブログで情報発信する者の端くれとして伝えていかないといけないこともあるなと思わされた出来事でした。
以下、この2003年の旅の時に、美瑛で写したステキな風景を、そんな思いも込めて、アップしておきたいと思います。
昔のデジカメの写真なので今のカメラの写真ほどの解像度はありませんが、やっぱり美しいです。
この景色、守らないと。