抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

インプラント{=牙(キバ)は、今や、宗教化している。

2015-11-01 | 歯科治療

歯医者は、今や、本当に、医者ではないのかもしれません… …。

【金(かね)は宗教だ。

そもそも、宗教を禁止する共産主義が国を治められる、

共産主義国家成り立つわけがないのは自明だったのである。

ひとつの理想像たったのだろう。


しかし、共産主義国家は、地獄たった。

中国、北朝鮮を見れば、自明だ。


人間に宗教を禁止するのは不可能だ。

で、金(かね)も、また、宗教なのである。】


医者、歯医者は、世間も視野も狭くなりがちだ。
特に、歯医者は、格別だ。


評論家の宮崎哲弥氏が、少年犯罪について、週刊文春で書いていましたが、

   それによると、ここ五年(九年前に比べるとさらに、)少年犯罪は減っているそうです。

  だから、マスコミは、《今の若者は、思いやりがない、とか、
    今の若者は、希望も薄く、暗い、とか、

若者が、生命の尊さを軽視している、とか、
煽るな。》

と、宮崎哲弥氏は、言います。


  宮崎氏は、頭の切れる人で、非常によく勉強もしている。


  私は彼の推薦する本も、よく手にしている。

 しかし、客観的データで、少年犯罪が減っているからと云って、

   今の若者が、命を軽視してない、

  今の若者は、暗くない、とか、希望もある、とは、決して言えない。


  平成育ちの若者は、1980年~1990年代の、
 (見方によっては、)
 世界一の経済大国だった日本、あの昭和の好景気を知らない。


 《平成不況》に育った若者達だ。

 (私の子供達を見てもわかる。)

   閉塞感が、かなりある。ひしひしと、伝わってきます。


  あの昭和の好景気の、週末のタクシーが拾えない時代等、実感もない。。

 (第一、私の子供達は、タクシーを使わない。)

 私は、言うところの【独身貴族】でしたが、


   今は、(格差ばかりが広がり、)大多数の若者は、独身貴族等、夢のまた夢でしょう。


  宮崎哲弥氏は、
 《安保法案も、国際法上は正しい、》と言っていますが、

   あれは、右も左もないでしょう。


 専門家の言う通り、憲法違反です。

 【憲法改正の手続きをきちんとしてから、安保法案を通さないといけません。
   でない、屁理屈です。】


(私は保守ですが、)しかし、これは、右、左関係なく、思想以前です。

かのニーチェは、100年以上前に述べ、それはそれはシニカルに断言してます。

 【事実というのは存在しない、存在するのは解釈だけだ。】


  解釈してたら、真実は歪みます。


  【その真実の向こうに幸福があるとは限らない。

それでも、真実の為に、我々は、絶対自殺してはいけない。

生きなければならない!】
   とも。… …。

今、若者が、ハロウィン等、やたらハシャグのは、閉塞感で希望がないからです。

刹那的に騒いでいるのです。

より暗い人達は、引き込もっているのでしょう。

 充実していて、刹那的に騒がない若者は、ごく少数です。


宮崎哲弥氏とは、意見を異としますが、メディアが、

{皮相の事実(解釈)を伝え、その真実を伝えない、というより、
歪め、覆い隠している。}というのは、宮崎哲弥氏の言う通りです。


此処のところ、(歯医者の不正献金もあり、)
 私は、新聞社の取材が続いています。
  (私は、歯科医師会の会員ですが、
  政治連盟には、最初から、加入していません。)


 新聞社の記者が、驚いているのは、医科に比べ、 予想以上の歯科の低収入と、


  あまりの歯科の学生のレベルの低さと
(厚生省も、頭をかかえているそうです。)


 そして、…《すぐ、歯を抜く歯医者の多さ=

歯を残す治療のできない歯医者の多さ。》

取材していて、記者は、そのあまりの酷さに驚いて、

で…再三、
   私に、報告し、私に取材してくるのです。

   (ここでも、メディアは、真実を伝えていないのです。)

  まず、日本の医療費は決して多くないのです。

   また、公務員、役人も多くないのです。

 【間違いなく、絶対、多すぎるのは、政治家なのです。】
 〔政治家の劣化、

 歯医者の劣化を越えた、《非医師化》〕

 これが、実態です。


 都会の歯医者は、家賃、人件費、歯医者の過剰で、喰えないから、

歯を抜いて、インプラントに走ります。

   地方、(それも田舎の歯医者ほど、)
 なりに、金持ちでも、

何しろ、勉強をしてない、治療技術(スキル)はない。

 ちんぷんかんぷんで、わからないから、
 (死なないし、)
 やたら、歯を抜く。


  また、田舎では、馬鹿でも、名士?で、先生ですから、

 で、インプラントで儲かれば、

割りの会わない歯を残す治療、
   抜かない治療など、することはない。


 《第一、どうすれば、その歯を抜かないで済むか?…残せるか…とんと、わからない。》

  医科なら、死んでます。殺してます。


 考えないし、わからないから、悩まない。

 ストレスもない。

 ただ、馬鹿なりに、ちんぷんかんぷんになると、  大学病院に丸投げする。
  (その大学病院にも、まともな歯医者は少ない。)

 大学病院も、採算のいいインプラントを勧めるし、
   歯を抜くのにも、入院させたり、不要にCTを撮る。

 【ただ、改めて、断言しますが、歯は大切な臓器です。頭蓋骨、背骨に直結しています。

入院も、CTも必要不可欠な時も、絶対にあります。】

だからこそ、私は、云うのです!

それこそ、
  ただ、歯では死なないからと、


 大学病院までが、時に、歯を舐めている。

 患者さんも、歯を舐めている。

   患者さんも、歯を大切にしない。(その気持ちもわかりますが。)


  そこに、ツケコミ、悩まず、歯を抜いて、
 インプラントで儲けようとする。


  金のない人には、いい加減な義歯を作り、

 やたら、削り、ブリッジや、被せものをして、

 《削らないで済むインプラントの優位性を煽り喧伝する。》


  今、審美性も、噛みやすさもインプラントに負けない義歯もありますし、やたら、削ることもないのです。


 《上手くないのが、幸い? … 削って儲けて、    抜いて、インプラントで更に儲けて… 。

  噛めない義歯を作って…。患者さんを誘導する。…》

  患者さんも(田舎の人ほど、)それを許し、受け入れ、騙される。


  まあ、しかし、メディアも、インプラントはスポンサー。

その実態をトコトン伝えません。


 《本当に、優れたインプラント治療している歯医者も困っています。》


 何より、更に、
困っているのが、多くの地道な歯医者です。


   御茶ノ水の医科歯科大学をはじめ、半年位しか、もたないから、と、インプラントか、ブリッジか義歯を勧められた人が、

 私の所に来ています。

(東京、神奈川、埼玉の歯科大学からは、すべて、私の所に来たり、私も紹介したり、世話になってます。)


愛知学院の歯学部、岐阜の歯科大学から、更には、大阪歯科大学からも。

   私は、20年以上前から、それらを、抜かず、治しています。


 《もちろん、私には失敗はない、なんて、断じて、うぬぼれません。》


 失敗も、やり直しもあります。


 ただ、5年はもちろん、10年、20年、1度もやり直すこともなく、年2~3回の定期健診で済んでいる人もたくさんいます。


  それを踏まえて、全国の大学病院でも、
 「渋谷のサイトウなら、…。」と、私を、推薦してくれます。


 (もちろん、他の歯科医院でも…。)

  【ありがとうございます。恐縮します。頭が下がります。】


 私は、新聞社の報告データにも、改めて、驚きましたが、


  想像はついてました。 何しろ、ここ数年、      他の歯医者の尻拭いで、たいへんなんです。


 尻拭い、やり直し、(それも、抜かない治療は、)

   最初からするより、精神的にも、肉体的にも、
  私の専門の治療技術(スキル)を駆使し、考え、悩み、相当のプレッシャー、労力です。


【私は身をもって、新聞社の報告、歯科界の、惨状を、見て、観て、診て、体験しているのです。
目の当たりに見ています。】


  宗教=金=インプラント(牙)にとりつかれてる人は、聞く耳を持ちません。


  世界中、民族と宗教の争いは、古今東西、      現在まで、血で血を争う、戦争、惨状、悲劇です。


   日本は、多神教で、神道のおおらかさがあり、まだまし、幸せです。(沖縄の人達は、しかし、気の毒です。)


  インプラント=牙は、 もちろん、それだけでは全否定はするものではありませんが、…、


  まさに、インプラント=牙(キバ)=金(カネ)にとりつかれて、宗教化している傾向が強いです。


 現に、《「インプラントが命を救う!」と、唱え、出鱈目な材料を使用し、全く聞く耳を持たない、九州の、(実際、宗教に属し)洗脳しているインプラント教の、歯医者もいます。》

 その九州の歯医者で酷い目に合った患者さんの、その後の尻拭いは、医科と協力して、たいへんな治療でした。


  《宗教の恐いのは、宗教のためには、命より、その教義を優先させることです。》


 宗教心は大切です。科学者には、特に、いい意味での、神への畏敬の念を持ち、科学の乱用を抑えないと。


  それこそ、生命を科学のために、軽くみては。
  科学=宗教にとりつかれては、それもまた、とんでもないことになります。

(科学者は、時に無謀に実験をしたがります。)

  医者は、【医者の初心は、生命を救うことです。】

歯医者も医者の端くれです。


 【歯科の初心は、まずは、その歯が残るか、残せるか。】です。

 そこからが、(抜くことも含めて、)治療です。

  まあ、近辺では、埼玉、千葉、福島、東京の田舎

…岐阜、愛知、関西の田舎(関西は遠い?)… 等々、真っ当な歯医者が皆無ですね。


 まともな学生は、病院で研修できるけど、田舎は、低レベルの研修生と、都会の落ちこぼれの歯医者で、いっぱいです。

「知らぬ間に、こんなに、歯を抜いて、抜かれているんですね。」

 新聞記者は言います。(司法記者です。)


 「… …。」


司法記者は続けます。
「歯医者のレベルと、収入もね。医科の3分1では。」

「都会では、歯医者は潰れてます。で、田舎へ…ですか。活路を求めて。」……。


さて、また、
 週刊朝日に、歯科の専門医が紹介されました。

  全部、学会員を、専門医と紹介しています。

(私は大学院時代に、自ずと、保存学会員になりましたが、)

   学会員と専門医は違うし、
  その治療実績と技術(スキル)は、全く関係ないですよ。

 (もちろん、名医もいます。
   しかし、学会員でない名医もいます。
   医科も同様です。)

   ただ、勉強する意欲のある人達です。
(交流の場でもあります。)

 ひとつの参考にはなるでしょう。


  週刊朝日も、丁寧に、直接、実際に調べていないでしょう。

 《ネットでしょう。》
 全くとは言いませんが、それほど、あてにはなりません。

    勉強、交流の場は、学会だけではありません。

 まあ、ネットもいいですが、直接の交流もいいものです。

 【私は、医科とも交流、勉強に努めています。】

  [医学部・歯科]      でなければいけません。 (医者も、もっと、より、歯のことを勉強するべきです。)


 私の拙著【この歯医者がヤバい(幻冬舎新書)】  が、中国語版に続き、韓国語版が出ました。


  韓国は日本より、歯科大学(学生)のレベルが高いらしいですが、


 日本以上の格差、学歴社会で、

  金儲け主義が強いようでもあります。


  私の本は、残念ながら、いまいち売れてませんが、電子版は地道なようです。
 (よろしくお願いいたします。)

  二冊目を企画中です。
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