抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

天皇陛下が、気管支炎で発熱してます

2011-11-16 | 歯科治療
 天皇陛下が、気管支炎で発熱してます。
 回りの人々は、陛下の口腔ケアに留意してるのでしょうか?口の中は、肺炎菌の宝庫です。他のバイ菌も、天文学的数字にあります。きちんとした病院、介護病院等、歯磨きを徹底する。自分で磨けない人には、身内、看護師、介護人が手伝う。あと、肺炎菌を殺す、うがい薬を使う…。
 これらで、肺炎患者が減り、気管切開もせず、救われてる病院、施設は沢山あるのです。
 新聞の死亡欄を見てください。元の病気はともかく、肺炎で亡くなられてる人のなんと多い事か!
 近頃、亡くなった、議員や、芸能人等、有名無名を問わず、僕は何人か、直接見てますが、口腔ケアと(つまり、医師、歯科医師との連係で)救われてる人を数多く知ってます。
 歯医者が医学の勉強をするのは言うまでもなく、医者も、きちんと、患者さんの口の中、単に喉の腫れ発熱、発赤云々だけでなく、虫歯、歯周病の状態など歯科の勉強もする必要があるのです。
 もちろん、そうしている名医も僕は何人も知ってます。
 僕の親友の、銀座で開業している井出 徹先生などは、常に、医学部〈歯科〉にしなければと、以前から訴えてます。

 勉強してない歯科医も多い事もありますが、東大に歯学部がない事も含め、歯科界の政治力のなさ、マスコミも、歯科、医科の真実を伝えず…。
 歯科の劣悪な環境は目を覆うばかりです。
 手軽に儲かる、審美、インプラントにばかり走り、医者の方も、あまり死なず、誤魔化せる、整形外科、精神科が増えるばかり…。

 それが、日本人にとっては大切な天皇陛下、皇室にも、大変な迷惑をかけているのではないでしょうか…。天皇陛下は東大病院に通院、入院していました。皮肉ですね。
 東大病院には、言うところの、所謂、歯科はなく、優れた口腔ケア、指導のできる歯医者はもちろん、看護師も居ません。東大には歯学部がありません。~日本国の恥ですね!
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