ケータイ小説サイト連載の恋愛小説。
「実話をもとにしたフィクション」だそうですが、そういう作品にありがちなように、フィクションにしては構成が練れてない、実話にしてはディテールに現実味がない。読者の立場からすると集中してイッキ読みするにはちょっと辛いと思いました。元々ケータイ小説サイトの作品だし、ちょっとずつ気が向いたときに断片的に読むべきなんでしょうね。
初期に主人公が、恋人の元彼女のさしがねで4人組にボコボコにされてレイプされる設定ですが、これがその後一応許せないとか書かれてはいるものの、その後にほとんど後も引かずあっさり流されているのが、実話だとしたら(あまり詳しく書きたくないということでしょうけど)ちょっとカルチャーショックですし、フィクションだとしたらこういうテーマを主人公の敵役を悪く見せるための材料だけに安直に使えるっていうのもやっぱりちょっとショック。
家族の存在も、両親が別れるっていう話になるまではほとんど出てこないし、この世代には家族って存在感ほとんどないんだなって感じます。
最後は恋人が癌だって、ありがちな設定になるのですが、病状についての描写がほとんどなし。ただ「癌」、もうすぐ死ぬって設定だけが強調されている感じ。病人と河原でHするってのもねえ(ってかそれなら病院でやらね?あっ文体うつった)。
美嘉 スターツ出版 2006年10月17日発行
「実話をもとにしたフィクション」だそうですが、そういう作品にありがちなように、フィクションにしては構成が練れてない、実話にしてはディテールに現実味がない。読者の立場からすると集中してイッキ読みするにはちょっと辛いと思いました。元々ケータイ小説サイトの作品だし、ちょっとずつ気が向いたときに断片的に読むべきなんでしょうね。
初期に主人公が、恋人の元彼女のさしがねで4人組にボコボコにされてレイプされる設定ですが、これがその後一応許せないとか書かれてはいるものの、その後にほとんど後も引かずあっさり流されているのが、実話だとしたら(あまり詳しく書きたくないということでしょうけど)ちょっとカルチャーショックですし、フィクションだとしたらこういうテーマを主人公の敵役を悪く見せるための材料だけに安直に使えるっていうのもやっぱりちょっとショック。
家族の存在も、両親が別れるっていう話になるまではほとんど出てこないし、この世代には家族って存在感ほとんどないんだなって感じます。
最後は恋人が癌だって、ありがちな設定になるのですが、病状についての描写がほとんどなし。ただ「癌」、もうすぐ死ぬって設定だけが強調されている感じ。病人と河原でHするってのもねえ(ってかそれなら病院でやらね?あっ文体うつった)。
美嘉 スターツ出版 2006年10月17日発行
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