今日の食鳥業界

8月の鶏肉輸入 調製品も含めると2番目の最多水準を記録

 財務省が9月29日発表した8月分の貿易統計によると、鶏肉(原料肉)の輸入量は5万2043㌧で、前年同月の実績を13・2%上回りました。直前の日本食肉輸出入協会の予測数値5万1400㌧を640㌧ほど上回りました。ただ、1~8月累計の輸入量は前年同期比5・8%減の35万2700㌧となっています。
 一方、鶏肉調製品の輸入量は4万3733㌧(前年比117.8%)と、こちらも大幅に前年実績を上回りました。調製品の累計輸入量は31万㌧で、こちらは前年同期比15%ほどの増加となっています。この結果、原料肉と調製品を合わせた輸入量は9万5776㌧となり、これは史上最多の2015年10月の9万6202㌧に次ぐ輸入水準です。9、10月も前年をかなり上回る輸入量が予測されており、今後の鶏肉需給に少なからず影響も考えられそうです。

9月28日(木)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が26日(火)より1円安の573円
◆「むね肉」が同2円高の326円
■「正肉相場」は同1円高の899円でした。
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