TPP交渉が大筋合意に達したと発表され、いろんな分野での関税撤廃などで参加国間での大きな自由貿易圏が生まれることになりそうです。牛肉、豚肉の関税も段階的に引き下げられる方向ですが、農水省はセーフガードを確保したとして、国産畜産農家への影響を抑えたとしています。鶏肉についてはいまのところそのセーフガードもなく、国産鶏肉については新たな競合対応が求められそうです。価格競争力もしかり、国産価値などのレベルアップなど、市場活性化への取り組みはさらなる高みを目指して行く努力が求められます。 10月5日(月)の食鳥卸売相場(東京)は ◆「もも肉」が3日(土)より5円高の648円 ◆「むね肉」が同1円高の344円 ■「コスト相場」は同6円高の992円でした。