今日の食鳥業界

PB商品選択は安さ

 プライベートブランド(PB)商品の取扱が量販店等で多くなっていますが、このPB商品に対して消費者はどんな意識を持っているのかを調べたところ、「価格の安さ」でPB商品を選択する一方で、メーカー商品並み以上の品質も求めていることが明らかとなりました。
 日本政策金融公庫が1月に男女各1000人、計2000人を対象に実施したインターネットによるアンケート調査の結果です。PB商品と通常のメーカー商品について利用する時の基準では、PB商品では「価格の安さ」が82.3%と断トツで、低価格が最大の購入ポイントとなっています。以下「おいしさ」(47.3%)、「安全性の高さ」(32.3%)と続きます。一方、通常のメーカー商品を利用する基準は、「おいしさ」(62.4%)、「価格の安さ」(39.1%)、「安全性の高さ」(39.0%)と、味を重視しています。
 品目別にPB商品をみても全ての品目で「通常のメーカー商品と同等かそれ以上の品質で、価格が安いPB商品」を6割の消費者が求めており、安くても通常のメーカー商品を下回る品質のPB商品は忌避する意識が明らかになったとしています。また、価格差では「1割以上安ければPB商品を購入」が44.7%と最も多く、「2割以上」が26.2%、「3割以上」が11.8%となっており、価格の安さの基準では1割以上の価格差が目安のようです。
 

 3月29日(金)の食鳥卸売相場(東京)は
 ◆「もも肉」が前日より1円安の568円
 ◆「むね肉」が前日より3円安の214円
 その結果■「コスト相場」は前日より4円安の782円でした。
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