今日の食鳥業界

2月のえ付けは3.4%減

 「早春賦」の歌詞は、立春の後2月下旬から3月にかけての季節を詠っていると思われますが、4月に入ったのに「春は名のみの風の寒さよ」と言いたくなる一昨日から昨日、今日の天気です。しかしこれで例年になく早く咲いた上野の桜をはじめ各地の桜も思わず散る日を先延ばしにしてくれそうです。
 ところで最近のブロイラーの生育の良さがめだちます。3月以降産地からは50日令で生体重3㎏アップが多く聞かれます。ちょっと日令を先延ばしにすると出荷量の増につながります。生産性の向上はいいのですが、やはり需給見合いが実現出来て望ましい相場が生まれるわけで、早出し対応やえ付の調整などの動きも聞かれます。日本種鶏孵卵協会調べでは2月のブロイラー用ひなのえ付羽数は前年同月比3.4%減となっており、食鳥協会調べでも同様の動きとなっています。前年の2月が閏年ということもありますが、12.8%も増加となったことの反動、特に南九州の主産県での対前年比減が注目されます。生産面で需給をにらんでの慎重な対応もありそうです。年度はじめの4月の需給動向が注目されます。花冷えも花見需要を先延ばししてくれればいいのですが。

 4月2日(火)の食鳥卸売相場(東京)は
 ◆「もも肉」が前日より1円安の567円
 ◆「むね肉」が前日より7円高の224円
 ■「コスト相場」は前日より6円高の791円でした。
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