新型コロナウイルス感染症拡大を受けて4月7日に発令された緊急事態宣言が、25日全面的に解除されました。社会経済活動も新たな局面に入り、消費行動にも変化が予想され外食需要の回復も見込まれます。ただ完全に感染リスクが無くなったわけではないため、回復は徐々に進むと思われます。一方、家計消費の割合の多い国産鶏肉は内食需要の高まりでこの時期にしては異例の相場展開を見せていますが、5月の連休後も高水準で推移しており、25日までの平均相場は、もも肉が608円で前年、前々年の水準より25円ほど高くなっています。内食需要の動きは当面続くと見込まれ、相場も高値圏が続きそうです。 5月25日(月)の食鳥卸売相場(東京・加重)は ◆「もも肉」が前日より4円高の614円 ◆「むね肉」が同4円高の255円 ■「正肉相場」は同8円高の869円でした。