来週月曜日、東京で「TPPを考える国際シンポジウム」が開催されます。実行委員長は前農林水産大臣、山田正彦衆議院議員です。山田議員は食鳥業界の実状をよくご存じで、農水相時代から何かと支援の労を心配ってくれました。
同じ週の14日、農水省は畜産部会を開催し、畜産物の価格支持策などを実質的に決めます。
問題はこの部会で俎上に上る畜産物の中に、ブロイラーが含まれていないことです。
TPP推進派の多くは畜産物を含む日本の農業を守るために政策的な支援を行うとしていますが、畜産部会での支援対象にブロイラーが含まれていないのですから、TPPに関連しての支援策でもブロイラーは蚊帳の外に置かれる可能性が高いのです。
TPPの良し悪しという二者択一の議論をする前に、ひとまず落ちついて日本の食料、日本の農業の問題を原点から考えるべきです。
3月7日は水曜日のため、関東荷受からの相場結果報告はありませんでした。
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