総務省が2日発表した家計調査8月分によれば、一世帯当たり諸費支出は3ヶ月ぶりに前年同月対比で実質増(2.9%増)となり、食料支出も調理食品や飲料、外食などの伸びで2ヶ月連続の実質増となっています。肉類の支出額は7194円で実質0.3%増でしたが、内訳は生鮮肉が5681円で実質0.6%減、加工肉が1513円で同3.8%増と、生鮮肉は単価高もあり名目では伸びたものの、物価変動を除いた実質では頭打ち傾向となっており、肉ブームも落ち着いた格好となっています。8月の鶏肉の1人当たり消費量は372.1g(前年同月比98.6%)、支出額は374.8円(同101.8%)で、前月に続き購入量は前年水準を下回りました。前年が15.9%もの伸びを示していたためその反動もあるようです。単価高(鶏肉は100.7円で前年比3.3%高)で支出額は伸びています。生鮮肉のなかでは豚肉が好調で購入量では唯一伸びを見せています。
10月2日(金)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が前日より5円高の646円
◆「むね肉」が同3円高の345円
■「コスト相場」は同8円高の991円でした。