日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

鹿ケ谷の安楽寺

2013-12-05 | 仏閣
鹿ケ谷にある安楽寺は、通常は非公開ですが、さくら・つつじ・さつき・紅葉の時期に合わせ、一般公開をしています。



鎌倉時代、法然の弟子の住蓮房安楽房の二人の僧が念仏道場「鹿ヶ谷草庵」を建てました。



当時、後鳥羽上皇の女御であった19歳の松虫姫と17歳の鈴虫姫は、法然や二人の僧の念仏の教えに感銘を受け、密かに出家しました。

これを知った上皇は激怒し、住蓮房・安楽房を斬首に、法然を讃岐へ、親鸞を越後へ流刑にしました。





その後、両姫は瀬戸内海の島で念仏三昧の余生を送り、松虫姫は35歳、鈴虫姫は45歳で往生を遂げたと伝えられています。

 

その後、鹿ヶ谷草庵は荒廃しましたが、流罪地から帰京された法然上人が両上人の菩堤を弔うために草庵を復興するように命ぜられ「住蓮山安楽寺」と名付けられました。
本堂には本尊阿弥陀三像を安置し、住蓮・安楽両上人、松虫・鈴虫両姫の座像、法然上人張子の像が祀られています。





住蓮房・安楽房の供養塔



松虫姫・鈴虫姫の供養塔



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コメント (2)
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