日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

鳳来寺の浄瑠璃姫と義経の彫像

2022-08-27 | 浄瑠璃姫
鳳来寺の表参道の「歴史が歩いた坂道」には、「浄瑠璃姫と義経」の彫像があります。


平成8(1996)年3月に整備され、彫像は、鈴木武右衛門氏によるものです。

 

義経
                

浄瑠璃姫

数年前に見たときも思ったのですが、あまりに芸術的過ぎて、理解できなかったのですが、この苦しみもがいている様子が、二人の悲恋を表しているのでしょうか。

   
 
浄瑠璃姫と義経    平家が都で全盛を誇っていたころ、岡崎の近くの矢作の里に、兼高長者という金持ちの権力者が住んでいました。長者には、鳳来寺のお薬師様に祈願して生まれた、浄瑠璃姫という美しい一人娘がありました。 姫が15歳の春、平家の目を逃れ、藤原氏を頼って奥州へ向かう義経が、源氏とつながりのある兼高長者の家に泊まりました。姫と義経は愛し合うようになりましたが、義経はいつまでもいることはできません。 「半年たったら、鳳来寺の千寿峰(せんじゅがみね)で私を待て」と言った義経の言葉を信じて、姫は乳母とともに千寿峰に来て、麓の笹谷(ささだに)に庵をつくって住みました。ある日、義経が通るといううわさを聞き、往来まで出て道行く人にたずねると、もう義経は通り過ぎてしまったということでした。悲しんだ姫は庵のほとりで自害してはかない一生を終えました。 今も千寿峰の西の山の中に、浄瑠璃姫をまつる祠があります。(案内板より)

 

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蒲原に伝わる浄瑠璃姫の伝説(3)浄瑠璃姫の墓、浄瑠璃姫の碑、吹き上げの六本松

2022-08-16 | 浄瑠璃姫

蒲原の新栄六本松公園の北側には、浄瑠璃姫の墓浄瑠璃姫の碑吹き上げの六本松があります。

浄瑠璃姫は、義経を追ってここまで来ましたが、力尽きてここ吹き上げの浜で亡くなったといいます。

里人は浄瑠璃姫を哀れんで丁重に葬り、塚の上に目印として松を6本植えたと伝えられています。  

浄瑠璃姫の碑・吹き上げの六本松

浄瑠璃姫に関する伝説はいくつかあり、そのひとつがここ蒲原町に残っています。 浄瑠璃姫の碑には、恋い慕う義経を追ってきた三河国矢作の浄瑠璃姫が、吹き上げの浜で疲れ果てて亡くなったと記されいます。 天正時代の頃(1580年)に小野於通(おのおつう)という女性によりまとめ上げられた「浄瑠璃十二段草子」という本には、里人によって吹き上げ浜に追われた瀕死の義経が、浄瑠璃姫の涙の雫により甦ったという筋書きになっています。 それに節をつけて語ったものが人気を呼び、「浄瑠璃」という江戸時代の代表的な芸能に発展していきました。  吹き上げの六本松 吹き上げの六本松は、浄瑠璃姫を葬った里人が姫を哀れんで植えたとも、塚の上に目印として植えられたとも言われています。やがて、大きな木に成長すると東海道を渡る旅人の目印となったと「東海道名所図解」に示されています。 永禄12年(1559年)12月、蒲原城が武田軍により落城した時、この六本松の辺りに本陣を置いて勝ち鬨を挙げたことが「甲陽軍艦」に記されています。 静岡市

 

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蒲原の浄瑠璃姫伝説(2)源義経の硯水跡

2022-08-08 | 浄瑠璃姫
蒲原の駿河モータースの横に源義経硯水跡があります。

 

 

 ここは蒲原木之内家菩提所で、1167年(仁安2年)に作られ、蒲原一族初代・清實以後と浄瑠璃姫等の五輪の墓が建てられました。

 

 

 

1174年(承安4年)義経が東に下る時にこの菩提所の涌き水を使って浄瑠璃姫に手紙を書いたといわれています。
 
手紙を読んだ浄瑠璃姫は、義経を追いかけて来たのですが、病で倒れこの地で亡くなりました。

1817年(文化14年)には地蔵尊が建てられ、「いぼ神様」として尊ばれ、義経硯水の水をイボにつけると、イボが落ちるという霊験を願って参拝者が絶えなかったのですが、旅人に持ち去られ、36代勝則によって再建されました。

 

 

1933年(昭和8年)国道工事のため、墓地は北に移り、面積は縮小し、現在の形となりました。残念ながら涌き水は涸れてしまいました。

 

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