日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

石田三成ゆかりの地(3)蓮成寺

2018-10-24 | 仏閣
蓮成寺が現在地の彦根市栄町に建立されたのは1602年のことで、蓮成寺の前身は石田三成の居城・佐和山城にありました。
 

1559年、当時の城主・磯崎丹波守員昌(かずまさ)が織田信長の命により法華丸を建立したのが始まりです。
 
佐和山城主は、丹羽長秀、堀秀政、堀尾吉晴、石田三成となり、関ヶ原の戦いで三成が敗れると、法華丸も廃寺となりました。
 
その後、井伊直政の命令により現在地に蓮成寺として、かつての彦根城外堀を背に建てられました。
 
 
蓮成寺の正面側には、彦根藩の足軽屋敷が立ち並び、檀那寺である蓮成寺とともにともに彦根城を守っていましたが、1741年に起きた彦根城東中島(現在の馬場一丁目)から出火した火災により焼失。
 
 
当寺に祀られている鬼子母神の信仰篤かった彦根藩主の奥方より寄進された用材などにより、1743年から1746年頃に再建されたものと考えられているそうです。(蓮成寺HPより) 

昭和59年に本堂の大屋根の吹き替えを行った際、降ろされた大軒瓦には寛保三歳(1743年)の銘が、又庫裡の屋根ふき替えの際に降された軒瓦には享延3年(1746年)の銘があり、このころ再建されたものと考えられています。
 

蓮成寺には日蓮大聖人御真筆と伝えられるお曼荼羅があり、石田三成公が念持仏としていた鬼子母神と十羅刹女が祀られています。
普段は非公開ですが、4月8日及び9月8日に御開帳され、祈願及び法要が行われています。
 
 
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石田三成ゆかりの地(2)佐和山一夜城

2018-10-09 | 
石田三成の居城だった佐和山城を再現した「佐和山一夜城石造」が、彦根市古沢町の佐和山ふもとにある佐和山会館の敷地内に設置されています。
 
 
  
2012年彦根商工会議所青年部の創立30周年記念事業により、彦根市の石材店が、地元の寺に残っていた古図などを参考に制作したそうです。
 
 
 
 
 
 
平成19年に開かれた彦根城築城400年祭の時に、同祭実行委員長だった北村昌造・彦根商工会議所会頭の提案で、高宮町の田中家石材(田中寿信・代表取締役)が佐和山一夜城の製作に取りかかった。
 佐和山城の天守には三層説と五層説があるが、西明寺所蔵の絵馬「石田三成居城佐和山城之図」や龍潭寺(古沢町)所蔵の屏風絵にある五層天守をモデルに、京都の建築デザイン学校の生徒らが図面を作成。その後、田中家石材が仕事の合い間を縫って製作に入り、黒御影(みかげ)石や白御影石などを使って平成22年1月に完成させた。高さ約2・1㍍、土台の底が1・7㍍四方。天守の内部にライトを配し、日没後は窓から灯りが漏れるようになっている。
 同会議所青年部の創立30周年を記念し、同会議所が購入。佐和山会館前に設置した。
(2012年2月5日 滋賀彦根新聞記事より)
 
 
彦根城より佐和山を望む
 
 

 

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