BMWの魅力にノックアウトさせられた後、尾車氏と共に向かったのはルノーのお店である。
最近登場したオープンモデルの「ウインド」。
20年くらい前の「ホンダCR-Xデルソル」に近いコンセプトのクルマだ。
凝縮感のあるスタイルは、なかなか好印象。しかも全幅が1695mmなので、今どき珍しく5ナンバー枠に収まる。
1.6リッターの5MTで税込255万円というのは、なかなか魅力的だ。
ただし、左側通行のこの国で右ハンドル仕様が入ってこないというのは、いかがなものかと思う。
また、シフト前方にある「AUX端子」(赤白のピンプラグ)は、やや時代錯誤な感が否めない。どうせ端子を付けるなら、今の時代なら「USB端子」だと思うのだが・・・
フロントのウインドシールドは寝ており、ウエストラインが高いので、オープンカーとはいえ、やや開放感には欠ける。特に、後方視界には難ありである。
だがその代わり、ラゲッジルームはかなりの広さを確保しており、オープン時にも荷室は浸食されない。ここは美点だ。
・・・とはいえ、今回は運転していないのではっきりしたことは言えないが、私だったらおそらく「マツダ・ロードスターRHT」を選んでしまうと思われる。御免。
そして、新型メガーヌ(GTライン)。CVTで、税込車両本体価格は275万円。
写真で初めて見た時は、スタイリングに関しては旧型よりも後退したように思えた。
だが、実車を見ると、Cピラー周辺の曲面が艶やかで、なかなか魅惑的。
ボンネットのえぐられたような楕円の凹みも、なにかブーメランを思わせ、インプレッシヴである。実車のスタイルは、決して悪くなかった。
遠くない将来、シトローエンの新型C4と見比べてみたいものだ。
そしてこの日、実に印象的だったのが、片目の初代トゥインゴ。
はやく両目をぱっちり見開いて、街中に泳ぎ出てほしいと願う。
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