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最終戦ブラジルGPまでハミルトン・アロンソ・ライコネンの3人で争われた今年のF1チャンピオンシップだが、大穴ともいうべきライコネンが優勝し、ワールドチャンピオンとなった。マッサを含めた4名での今年のワールドチャンピオン争いは、スリリングかつ見ごたえのあるものであった。
圧倒的に有利だったルーキーのハミルトンが、大事なラスト2戦でとっちらかったレースをやってしまったのも、やはり、若さゆえなのであろう。中国でもブラジルでも「無理をせずに、アロンソのすぐ後ろでゴールする」ことだけを考えていれば、栄冠は彼のものになったハズなのだが・・・ま、そうしないところが彼らしくてよろしい。まだこれからの人だしネ。
最終的なポイント上ではライコネン110Pで、ハミルトン・アロンソ109Pという、僅か1点差に3人がひしめくという、緊迫した戦いだった。だが、単純に勝利数だけを見てみると、ライコネン6勝・ハミルトン4勝・アロンソ4勝と、やはりライコネンが今年最も速かったことは明白である。優勝と2位の差が2Pしかない現行のポイント制度は、ちょっと見直した方がいいような気がする。
また、ライコネン戴冠について、大きく貢献したのは、やはりフェリペ・マッサの存在ではなかろうか。自身のタイトルの可能性が消滅してからは、マクラーレンの二人がいがみ合っている隙をついて、ライコネンのサポートに回ったマッサの存在は大きい。昨日のブラジルGPも「実はマッサのレースだったのではないか」と私は考えている。ともあれ、この若い4人の戦い。来年のF1も楽しみだ。